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ドコモ、1インチセンサーカメラの「AQUOS R6 SH-51B」
2021年5月19日 11:00
NTTドコモは、シャープ製AndroidスマートフォンAQUOS R6 SH-51B」を6月中旬以降に発売する。17日に発表されていたが、あらためて本稿でもご紹介する。5月18日から事前予約が始まっている。
1インチセンサーカメラ
大きな特徴となるメインカメラは、複数のセンサーを搭載しないものの、従来よりも大型となる1インチというサイズのセンサーを採用。先代の「AQUOS R5G」のセンサーサイズ(1/2.55インチ)の約5倍となる1インチセンサー(約2020万画素CMOS)を採用し、暗い場所の撮影でのノイズは、「AQUOS R5G」よりも約40%低減できた。またデジタル処理では難しかった光学的なボケも実現できるという。
センサーの選定やレンズ設計、画質調整などドイツの名門カメラメーカーであるライカ(Leica)の監修を受けており、「AQUOS R6」のレンズも、ライカブランドのズミクロンレンズの名を冠している。7枚構成のレンズでF値1.9、焦点距離19mm、AQUOS R5Gと比べ、解像性能は15%アップ、歪量は1/10(広角カメラの98度での比較)となった。
「AQUOS R6」では、19mmの超広角撮影のほか、24mmでの標準撮影、望遠6倍(152mm、ウルトラレゾリューションズーム)での撮影もサポートする。
340点のレーザーオートフォーカス(ローライトToF)対応で、暗い場所でも正確に被写体を捉えられる。
有機ELにIGZO技術
約6.6インチ、1260×2730ピクセル(WUXGA+)のOLED(有機EL)ディスプレイは、シャープがこれまで液晶ディスプレイで用いてきた省エネ技術「IGZO」の技術を組み合わせた「PRO IGZO OLEDディスプレイ」となっている。
IGZOによる低消費電力に加えて、有機ELディスプレイの特徴も省エネに寄与している。有機ELは自発光、つまり黒く表示されている部分は消える。部分的に消灯することで、さらに省エネ性能が高められている。一方で、毎秒120Hz駆動に加えて、間に黒画面を挿入することで、240Hz駆動でのメリハリある表示を実現した。
ディスプレイメーカーでもあるシャープならではのチューニングが施されており、記憶色基準、コントラスト基準、カラーボリューム基準といった画質指標をクリア。10億色表示、ばらつき補正、最大輝度2000nit、コントラスト比2000万:1、HDR映像のDolby VISION対応といったスペックとなる。
主な仕様
ディスプレイ上部には、約1260万画素CMOSセンサー、F値2.3、焦点距離27mm相当のインカメラが搭載される。顔認証でも利用できる。
また画面下部には超音波式の指紋センサー(Qualcomm 3D Sonic Max)が採用されており、指をあててからロック解除までの時間は「AQUOS zero2」の2倍に高速化。またセンサーの面積も11倍に広くなり、指2本での認証もできる。
バッテリーは5000mAh。その劣化を抑えるインテリジェントチャージにより、1年後の電池劣化は10%以下にできる。
チップセットは、クアルコム製のSnapdragon 888。メモリーは12GB、ストレージは128GB。最大1TBのmicroSDカードが利用できる。
IPX5/8準拠の防水性能、IP6Xの防塵性能を備える。
大きさ | 約162×74×9.5mm |
重さ | 約207g |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon 888 |
2.8GHz+1.8GHz | |
オクタコア | |
メモリー(RAM)/ストレージ(ROM) | 約12GB/128GB |
外部メモリー | microSDXC 最大1TB |
ディスプレイ | 約6.6/Pro IGZO OLED |
有機EL | |
ディスプレイ解像度 | WUXGA+ |
1260×2730 | |
HDR | 〇 |
アウトカメラ | 約2020万/1.9 |
ToFカメラ | |
インカメラ | 約1260万/2.3 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
通信速度 | 5G 下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps |
4G(LTE)下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps | |
その他 | 防水防塵、Bluetooth 5.2、スグアプ、スグ電、USB Type-C、おサイフケータイ、指紋認証、顔認証 |