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シャープのエモパーがバージョンアップ、しゃべる内容が拡充

既存シャープ製端末には「エモパーLite」を提供へ

 シャープは、同社製Androidスマートフォンに搭載している「emopa」(エモパー)のバージョンアップを実施した。

エモパー情報サイト「emopark」のイメージ

 エモパーは2014年冬モデル以降のシャープ製スマートフォンに搭載されている、スマートフォンがしゃべりかけてくる機能。今回のバージョンアップにより、しゃべる回数が増加。Yahoo! JAPANの映画情報・急上昇ワードに対応したキーワードの表示に対応したほか、星座占いについては占いの結果に関係なく、毎日話すように頻度が向上する。なお、Yahoo! JAPANの映画情報・急上昇ワードについては、AQUOS CRYSTAL X、AQUOS SERIE mini SHV31はプリセットで対応している。

 ロック画面の状態で端末を振るとしゃべる内容や、内緒でしゃべる内容は、シナリオ数にして20%増加された。

 このほか、ユーザーのニックネームを呼ぶ機能で、複数のアクセントが提示され、好みのアクセントを選択できるようになった。Wi-Fiを利用した自宅認識機能は、高速化が図られている。

ダウンロードで新キャラ「秘書 桜田かおる」

 ダウンロードによりエモパーのキャラクターを追加できる機能では、1コマ漫画としてWeb上で公開され人気を博している「サラリーマン山崎シゲル」の作者、田中光とコラボレーションを実施。“おっとりぶっとぶエモパー”として「秘書 桜田かおる」の配信が開始された。Web上のプロモーションページでは、「秘書 桜田かおる」の描き下ろしの新作1コマ漫画も公開される。

 エモパーのキャラクターのダウンロードでは、プリインストールのau版に搭載されていた「おれんじん」も追加され、au以外の端末でもダウンロードできるようになった。

既存端末向け「エモパーLite」が登場

 バージョンアップに伴い、既存のシャープ製端末にも一部の機能を省いた「エモパーLite」の提供が3月末から開始される。対象は2012年秋冬モデル以降のシャープ製Androidスマートフォンで、具体的にはOSがAndroid 4.1以降、メモリが1.5GB以上となっている。対象機種数は23機種。

 「エモパーLite」では、位置測位に関連したハードウェアによる節電機能を利用できないことなどから、自宅でしゃべる機能に限定され、外出先でしゃべる機能は搭載されない。しゃべる内容はプリインストール版と同等で、機種変更時の「記憶の引き継ぎ」にも対応、ダウンロードによるキャラクターの追加にも対応する。

 同社はエモパー関連の情報を集めたWebサイト「emopark」(エモパーク)もオープンする予定で、ダウンロードコンテンツなども紹介される。

太田 亮三