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シャープとSES、国内で中軌道衛星サービス提供に向け合意

 シャープと欧州の人工衛星オペレーターSESは、衛星通信サービス分野でのパートナーシップ構築に向けて基本合意を結んだ。SESの中軌道衛星通信サービス「O3b mPOWER」(オースリービーエムパワー)の国内展開を目指す。

SESのジャン・フィリップ・ジレ氏(左)とシャープの小林繁氏(右)

 SESは、ルクセンブルクに本社をおく衛星通信オペレーター。複数の衛星軌道を活用した通信サービスを世界で提供しており、日本ではNHKなどを含めたメディア配信、航空、海事、60以上の政府機関、企業向けなど幅広い分野で活用されている。

 O3b mPOWERは、大容量・低遅延かつセキュアで安定した通信が可能で、シャープではスマートフォン開発を通じて培ってきた通信技術や小型・軽量化技術をもとに、フラットパネルアンテナ搭載の衛星通信ユーザー端末の開発を進めている。

 シャープでは、SESの衛星ネットワークと同社の通信技術や衛星通信ユーザー端末を組み合わせて、日本国内で機器の販売のみならず、システム構築や運用までを含めた衛星通信サービス提供を目指す。海上や山間部など通信の安定性確保が難しいエリアでの産業利用を見据えて遠隔地の設備や重機の通信接続、無人車両の運行管理などへの活用を目指す。