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モバイルバッテリーを飛行機の棚に入れないで、8日からルールが変更

 国土交通省航空局は、飛行機内のモバイルバッテリー持ち込みルールを7月8日に変更する。8日以降、モバイルバッテリーは収納棚に入れず、常に状態が確認できる場所に置くよう、取り扱いを変更する。

 現状、モバイルバッテリーを携行して飛行機を利用する際は、機内預け入れ荷物にモバイルバッテリーを含めることが禁止されており、機内持ち込み荷物についても、その個数やバッテリー容量が制限されている。

 8日以降は、これらの制限に加え、モバイルバッテリーを座席上の収納棚に入れず、機内で利用(デバイスへの給電や、バッテリー本体の充電)する際は、常に状態が確認できる場所で行うよう求められる。

 なお、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、ワット時定格量が160Whを超えるものは持ち込めない。また、100Whを超え160Wh以下のものは、2個まで持ち込める。

 背景として、機内でモバイルバッテリーが発火、発煙する事象が国内でも発生している。特に1月に発生したエアプサン航空機炎上事故では、モバイルバッテリーからの発火が原因である可能性が指摘されている。これらを受け、客室安全の向上を図るための取り組みだと理解を求めている。