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ドコモ海外子会社がタイ企業に出資、現地での”ポイント経済圏”成長へ
2025年12月10日 18:36
NTTドコモ・グローバルと、タイでECやポイントプログラムなどの事業を展開するAscend Commerceは、タイにおけるリテールマーケティングビジネスの成長に向けて資本提携に合意し、株式引受契約を締結した。
Ascend CommerceがNTTドコモ・グローバルを引受先とする「第三者割当増資」を実施し、NTTドコモ・グローバルが発行された普通株式を取得した形。NTTドコモ・グローバルの出資比率は20%となる。
提携の内容
親会社であるタイの大手財閥企業チャロン・ポカパングループ(CPグループ)は、セブンイレブン(1万5245店舗)や携帯事業「True」(約5200万契約)、デジタルウォレット「TrueMoney」(約3200万ユニークユーザー)などを擁する。
Ascend Commerceは、デジタルプラットフォーム企業としてタイで「Amaze事業」を2025年に開始。ECやポイントプログラム、広告配信などを展開する。
これにより、タイではCPグループのコンビニやスーパーマーケット、通信サービスなどの利用やクレジットカードで獲得したポイントを「Amazeポイント」に交換可能となっていた。
NTTドコモ・グローバルはAmaze事業への貢献を通じて、CPグループにおける顧客提供価値の最大化を目指すとしている。
