みんなのケータイ

iPhone 17 Proに追加してiPhone Airも買った。後悔はしていない
2025年10月28日 00:00
前回の本連載にて、iPhone 17 ProとApple Watch 11を購入した旨を紹介しました。仕事も含め最も使用する回線をiPhone 17 Proに入れ、ナンバーシェアの契約をしたApple Watch 11を使う生活は続いています。発売からまだ1カ月ですから、当たり前と言えば当たり前ですね。
筆者は最近、MacBook AirをメインPCとして使用しています。屋外で使用する際には、インターネット共有で、簡単にiPhoneのモバイル回線をMacで使えるのが便利。iPhoneで撮影した写真、録音した音声データも、気がついたら同期されているので、シームレスに執筆作業に移れるのがお気に入りポイントです。
やっぱり、iPhoneとMacといった形で、複数台のデバイスを同時に使ってこそ、アップルの良さは増していくなと、改めて感じています。
写真も録音データも、それらを使った執筆作業も、アップル製品を使えば楽ちんだよという話なのですが、写真撮影とボイスメモでの録音を同時に行うのはあまり好ましくありません。
録音データに、カメラアプリのシャッター音がかなりの音量で入ってしまうためです。今更言っても仕方のないことですが、やはりシャッター音が鳴らない設定が欲しいと感じてしまいます。
そこで、写真撮影用デバイスと録音用デバイスを分けることを考えました。デジカメや一眼レフを用いてもいいのですが、MacBook AirにはSDカードスロットがないため、データの移行がやや面倒です。
特に屋外ですぐにデータをチェックしたい時には、別途ハブの用意をしなければなりません。最近のカメラは、Bluetoothなどでデータの移行ができるものもあるので、家電量販店などもチェックしましたが、いまいちピンとくるモデルがなく、購入を見送りました。
次に、写真撮影用、録音用と別のスマートフォンを使うことを検討し、手元にあるスマートフォンで色々と組み合わせを試していきました。
幸い、Androidスマートフォンはいくつかあるので、iPhone 17 Proを軸に、いい組み合わせを考えていたところ、個人的には、写真や動画のデータよりも、音声データがApple アカウントを元に同期されていた方が、仕事がしやすいことに気が付きます。
写真はクラウドサービスを活用すれば同期できますし、iPhoneのボイスメモアプリで録音する際、スタジオ音声をオンにすることで、ノイズの除去がかなり高いレベルで行えるためです。文字起こしデータを、そのままメモアプリに貼り付けて、要約するといった使い方も便利です。
そこで、iPhone 17 Proは録音用に回し、Androidスマートフォンで写真の撮影をする形に一度落ち着いたのですが、iPhone 17 Proのカメラを使わないのがもったいないなと感じるように。
前モデルから少々重くなったiPhone 17 Proは、チャットや動画視聴の際に、ちょっと疲れるというストレスを感じ始めたのも、この辺りからです。使っていられないというほどではないんですけどね。
iPhone 17 Proはカメラに回したい、でも録音はAppleデバイスで行いたいというわがままを叶えるための解決策が、iPhoneをもう1台導入するというパワープレーです。
今はドコモ、ソフトバンクの端末返却プログラムに加入し、1年で返却をすれば、コストはかなり抑えられるので、思い切ってドコモで契約しました。
新しいコンセプトのiPhoneを使わないなんてもったいないだろうという言い訳はプライスレスです。MNPをして、ソフトバンク版を入手すれば、月々の支払額はより安くなりますが、現状MNPをしたい回線がないので、今回はドコモをチョイス。ソフトバンクは、eSIMを再発行し、Android端末からiPhoneに転送する際に、手数料が発生しますしね。
これにより、録音はiPhone Air、カメラはiPhone 17 Proという使い分けができるようになり、ストレスフリーな作業環境になりました。
また、チャットや動画視聴はiPhone Airを中心に行い、ゲームは性能が高く、放熱性にも優れるiPhone 17 Proと使い分けることで、バッテリーの節約にもつながっています。
とにかく薄くて軽いiPhone Airは快適そのもの。というのも、懸念材料として挙げられるシングルカメラはほとんど使わないし、モノラルスピーカーはイヤホンをつけていれば、(ゲームは17 Proでプレイするため)基本問題なし。最も心配していたバッテリーも、2台を使い分けていれば、そこまで困るシーンはありません。
逆に言えば、写真撮影をよくする人、スピーカーから音を出す人、複数台のスマートフォンやモバイルバッテリーも持たないという人には、積極的に勧めるモデルではないのかなとも感じています。
物理的にカメラやスピーカーの数が少ないという要素から、発表時に想像した弱点は、そこまでイメージからかけ離れていません。iPhone 17 Proが放熱性に優れているだけに、iPhone Airの本体温度がちょっと気になることもあります。
むしろ、「そんなことはどうでもいいから、軽くて薄いスマートフォンが気になる」という人には、ぜひ試してもらいたいです。実機を触ると、いい意味で印象が変わりますよ。軽くて薄いだけと言われようと、その軽くて薄いことが正義なんだという話です。この辺りは、スマートフォンに何を求めるのかによって、評価が割れるポイントでしょう。
ここまで書いてきて思ったのですが、「ただiPhone Airを恒常的に使ってみたかっただけ」という気もしています。でも後悔はしていません。だって薄くて軽いから。








