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LINEヤフーがAIエージェント本格化、2025年度

 LINEヤフーは、2025年度に注力する領域のひとつとしてコンシューマー向けサービスでAIエージェント化を本格化する。7日、決算会見の席上で示されたもので、今後、継続してAIエージェント化が進められる。

 LINEヤフーが描くAIエージェントは、「パーソナライズ」「日常生活をフルカバー」「コンバージョンまで完結(予約・購入・決済などを代行)」というもの。

 メッセージを中心としたスマホアプリ「LINE」、そして歴史あるポータルサービス「Yahoo!JAPAN」はもちろん、LINEヤフーが手掛ける100以上の全てのサービスを徐々にAIエージェント化する。

 たとえば、ショッピング関連では、ネット上の最新の商品情報を集め、レビューを分析するカテゴリーエキスパートエージェント、在庫状況を把握するアイテムサーチエージェントなどが連携して、ユーザーの購買体験をサポートする。

 ロボット掃除機を探している人に、過去にフロアマットなどを購入していれば、段差の乗り越えなどのレビュー・評価、そして価格帯の情報などを集めて、ユーザーにマッチする商品を提案してくれる、といった未来像だ。

 こうしたAIエージェントは、まず無料で提供される予定。その上で、「LYPプレミアム」(月額508円)の利用者増、あるいはビジネスパートナーとの連携などで、2026年度以降にAIエージェント事業の収益化を図る。