ＭＭ総研、国内携帯キャリアの通信品質満足度調査の結果を発表

　ＭＭ総研は、2024年4月時点での「国内携帯キャリアの通信品質満足度調査」の結果を発表した。ユーザーアンケート調査では、携帯キャリア4社のメインブランドを利用している15歳～69歳の男女8000人を対象に、3月29日～4月1日の期間で実施されていた。実測調査では3月19日～4月15日の間に東京、大阪などの全17エリアでダウンロード速度などの測定を行った。

アンケートによる満足度調査ではドコモが1位

　ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルから各キャリア2000人ずつを対象にWebアンケートを実施したところ、通信品質の総合満足度で69.98点を獲得したドコモが1位となった。次いで、ほぼ僅差でauが69.89点を獲得した。ソフトバンクは66.74点、楽天モバイルは61.24点の満足度となった。

出典：ＭＭ総研（以下同）

ダウンロード速度、Web表示速度ではドコモ、auが高い評価

　通信品質の項目別満足度では、ダウンロード速度、応答速度(PING)、Web表示速度の3項目でドコモが1位を獲得。アップロード速度、動画視聴（快適さ・画質）はauが1位を獲得し、応答速度(PING)はドコモとauが同率1位となり、他社との差が明らかになった。

実測調査の結果、4キャリアともに高い水準でネットワークを構築・運用

　全国17カ所でダウンロード速度、アップロード速度、応答速度(PING)、Web表示速度、動画再生品質の5項目を実測調査したところ、4キャリアとも高い品質を維持していることがわかった。

　ダウンロード速度では、Google が「4K UHD 動画視聴に推奨される持続的な速度」とする20Mbpsを中央値で大きく上回った。アップロード速度では4キャリアとも中央値で20Mbpsを記録し、高画質のライブ配信にも対応できる数値となった。そのほか、応答速度(PING)、Web表示速度、動画再生品質の調査でも高い水準での通信速度や品質が確認された。