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スマートフォン月額利用料金はやや減少、利用時間は増加傾向に MM総研調査

 MM総研は、2024年7月時点での「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態」の調査結果を発表した。15~69歳の男女、約2万7000人にWebアンケートで調査を実施した。

スマートフォン月額利用料金は4363円

 スマートフォン利用者の月額利用料金は平均で4363円となり、前回の1月の調査から113円減少した。MNO4ブランドのスマートフォン月額利用料金は、平均で5043円であった。

出典:MM総研(以下同)

スマートフォン購入金額は増加、物価高騰が原因か

 スマートフォンの購入金額は、平均で7万5793円となった。前回の調査から1457円増加。為替変動や物価高騰でスマートフォン本体の価格が上昇したことなどが原因として挙げられている。また、5G対応のスマートフォン利用者は8万4907円、4G・3Gスマートフォン利用者は5万6204円と、5G対応の方が約2万9000円高い結果となった。

月間モバイルデータ通信量、平均値は増加傾向

 スマートフォン利用者の月間データ通信量の平均は、11.47GBで、中央値は3GBであった。月間通信料は「1GB」と答えた人が最も多く25.6%、「2GB」が10.0%、「3GB」が17.3%で、52.9%の利用者が3GB以下の通信量となった。平均値は増加傾向だが、中央値は「3GB」にとどまっており、二極化が進んでいる。

スマートフォン利用時間は約20時間/週

 1週間あたりのスマートフォン利用時間は、平均で約1213分(20時間13分)となった。2019年からの平均利用時間の推移をみると、5年半の間で約7時間半増加している。用途別では、「インターネット検索・情報収集」が最も多く165.3分、「SNS」で117.3分、「動画視聴」で165.3分と続いた。