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ソフトバンク宮川社長、スマホ×衛星の直接通信に「可能性を追求している」

 ソフトバンクの宮川潤一代表取締役社長は、7日の決算会見の場で、スマートフォンと衛星の直接通信サービスについて、将来的な提供に前向きな姿勢を見せた。

宮川社長

 会見後の質疑応答で、「KDDIでは今年中に、スマートフォンと衛星の直接通信のサービスを開始する予定。能登半島の地震では、(衛星通信は)災害対策に役立つという声もある。これまでHAPS優先ということを聞いてきたが、心境の変化は。現時点で検討はしているのか」という質問があった。

 これに対し、宮川社長は「心境の変化、おおありです」とコメント。スマートフォンと衛星の直接通信について、ソフトバンクでも可能性を深く追求しているという。

 宮川社長によれば、物理的な衛星を所有する会社との議論も進められている。宮川社長は「衛星でできること、HAPSでできることは用途が異なるので、並行してやっていきたい」と語った。

 ソフトバンクでは、“空飛ぶ基地局”として、成層圏の通信プラットフォーム「HAPS(High Altitude Platform Station)」の開発を進めている。