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グーグル親会社Alphabet決算、年間売上高4000億ドル超
2026年2月5日 14:53
グーグル(Google)の親会社であるアルファベット(Alphabet)は、2025年度第4四半期(10月~12月期)の決算を発表した。
年間売上高は初めて4000億ドルを突破。2025年12月に導入された生成AIモデル「Gemini 3」が主要なマイルストーンとなり、検索やクラウドなど各事業の成長を加速させたという。
決算報告書によると、2025年度通期の売上高は4028億3600万ドル(約63.2兆円)、第4四半期の連結売上高は前年同期比18%増の1138億2800万ドル(約17.8兆円)だった。
営業利益は、2025年度通期で1290億3900万ドル(約20.2兆円)、第4四半期で359億3400万ドル(約5.6兆円)。純利益は通期で1321億7000万ドル(約20.7兆円)、第4四半期で344億5500万ドル(約5.4兆円)。
AIと製品の展開
アルファベットはAIインフラの拡充を進めており、2026年の設備投資額は1750億~1850億ドルを見込む。
インフラ面ではNVIDIAの最新GPU「Vera Rubin」を早期に導入するほか、自社製TPUの開発を継続している。2025年12月にはデータセンターやエネルギーインフラを提供するIntersectの買収合意を発表した。
Geminiの提供コストは、モデルの最適化により2025年を通じて78%削減された。
製品面では、自律的にソフトウェアタスクを実行する開発プラットフォーム「Google Antigravity」が提供開始から2カ月で週150万人以上の利用者を獲得。また、ブラウザのChromeをAIファーストな構成へと再構築し、自動ブラウジング機能などを追加した。
一般消費者向けには、エージェント型コマースの新しいオープン標準である「Universal Commerce Protocol」を導入し、AI時代のショッピング基盤を整備した。
検索とGoogle Cloudの動向
検索事業は前年同期比17%の増収となった。Gemini 3を統合した「AI Mode」では、クエリの長さが従来の検索の3倍となり、対話的なセッションが増加した。
米国ではAI Modeの1ユーザーあたりのクエリ数が提供開始から倍増。また、画像や音声を用いた非テキストクエリはAI Mode全体の約6分の1を占めた。Androidデバイスで利用可能な「かこって検索(Circle to Search)」は5億8000万台以上に拡大した。
クラウド事業の売上高は前年同期比48%増となり、年間ランレートは700億ドルを超えた。受注残高は前四半期比55%増の2400億ドルに達した。
SaaS上位100社のGemini採用率は80%以上となっており、SalesforceやShopifyなども含まれる。また、アップル(Apple)の「優先クラウドプロバイダー」として協力し、Gemini技術に基づいた次世代のアップル基盤モデルの開発を支援することを明らかにした。
YouTubeやWaymo、新製品について
YouTubeの年間売上高は、広告とサブスクリプションを合わせて600億ドルを突破した。
米国ではリビングルームでの視聴時間が約3年にわたり首位を維持しており、2025年10月にはテレビでのポッドキャスト視聴時間が前年比75%増の7億時間を記録した。
YouTube TVでは今後10以上のジャンル別パッケージを提供する新プランを導入する予定。
自動運転部門のWaymoは過去最大規模の資金調達を実施。2025年12月には累計走行回数が2000万回を超え、現在は週に40万回以上の乗車を提供中。サービスエリアはマイアミへ拡大したほか、今後は日本や英国を含む米国内外への展開を予定している。
デバイス関連では新機種「Pixel 10a」を近日中に発表予定。本日、グーグルがYouTubeで予告を投稿した。
