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長距離フェリー「さんふらわあ さつま」で衛星通信「Starlink」のトライアル、3月31日出港便まで

 商船三井さんふらわあは、大阪志布志航路で運航中の長距離フェリー「さんふらわあ さつま」において、一般客向けに衛星通信「Starlink」のトライアルを開始した。期間は3月31日出港便まで。

 衛星通信「Starlink Business」を活用した一般客への開放は、長距離フェリー業界では初になるという。

さんふらわあ さつま

 さんふらわあ さつまの乗客は、現行の船内Wi-Fiで活用されているSSQ(SunFlower Smart QUEST)を経由し、Starlinkに接続できる。Starlinkは米スペースXによる衛星通信サービスで、低軌道上に配置された数千機の周回衛星により、低遅延で高速な通信を実現する。

 商船三井さんふらわあでは、船上の通信環境改善を目的に、Starlink Businessのトライアルを進めている。先行して実施したクルー・従業員向けへのトライアルで良好な結果が得られたことから、一般客へのトライアルを実施することになった。今後は、他船や他航路への本格的なサービス展開の検討も進めていく。