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Google検索に生成AI、日本でもテストサービス開始

 グーグル(Google)は、「Google検索」における新機能として、「生成AIによる検索体験(SGE - Search Generative Experience)」の日本語版の試験運用を開始した。

 新機能の体験プログラム「Search Labs」にGoogleアカウントを登録することで、パソコン向けのChromeブラウザや、スマートフォン向けのGoogleアプリ(AndroidおよびiOS)で、同機能を利用できる。

 「生成AIによる検索体験(SGE)」は、米国ですでに試験運用が始まっている機能。米国以外では初めての例として、日本での提供が始まった。

 「Google 検索」におけるアドオン(追加機能)として提供されるかたち。順次展開され、利用できるようになる。提供時点ではテキスト検索において適用される。

検索結果における概要の表示

 SGEでは、ユーザーの検索にあわせて、情報の概要が表示される。たとえば「人前でうまく話すコツ」と調べると、情報元のリンクなどとあわせて、要点をすばやくチェックできる。

 すべての検索結果でSGEによる概要が表示されるわけではないという。また、従来の強調スニペットによる表示は維持され、SGEの回答と同時に表示される場合もある。

「ロボット掃除機の選び方」と検索した場合

会話モードも

 SGEが表示した回答に対し、「追加で聞く」のボタンをタップすることなどにより、会話モードへ移行する。

 たとえば残暑見舞いを送る時期を聞いたあと、追加でマナーなどを聞ける。追加の質問は、それより前の文脈を考慮したものになるため、より自然な検索が実現するという。

会話モードの流れ