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Google検索に生成AI活用の新機能、記事の要点生成「SGE while browsing」などを米国で

 グーグル(Google)は、新機能のテストプログラム「Search Labs」において、AI(人工知能)を活用した機能の追加などを実施する。Google検索における実験的な機能を先行して体験できる「Search Labs」は米国で提供されており、本稿執筆時点で日本では利用できない。

単語から多くの情報を得る

 科学や経済、歴史などのさまざまなトピックについて、AIが生成する回答の改善が間もなく実施される。

 特定の単語にカーソルを合わせることで、その定義を確認したり、関連画像をチェックしたりできるようになる。

Google The Keywordより(以下同)

記事の要点を生成

 「SGE while browsing」と呼ばれる新機能(SGEはSearch Generative Experienceの略)では、対象のWebページで、記事の重要なポイントがAIによって生成される。ユーザーが探している情報の位置にすばやく移動できるリンクも用意され、ユーザーのブラウジングをアシストする。

 また、「Explore on page」では、その記事によって解決される疑問が表示される。

プログラマー向けの機能も

 そのほか、プログラマー向けの機能も追加される。概要のコードのセグメントがシンタックスハイライトで色分けされ、キーワードやコメント、文字列などの要素が識別しやすくなる。