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ソフトバンク宮川社長、端末割引規制に「もっと5Gが普及するようにすべき」

 ソフトバンクの宮川潤一代表取締役社長は、4日、決算説明会の質疑のなかで、スマートフォンの割引規制について問われ、5Gの普及に時間がかかる要因になっているとの見方を示した。

 端末割引の規制については、上限2万円→4万円にする議論が進む。その一方で、為替の大幅な変動で物価高が続き、ハイエンドスマホだけではなくミドルレンジの機種もまた円安の影響を受けている。上限額を一律で定める総務省の規制は、変化を続ける現実への柔軟性に欠けるとも言える状況だ。

 宮川氏は、規制額が4万円に引き上げられるのであれば妥当とし、転売抑止も重要との見方を示しつつ、その一方で「もっと5Gを普及するようにしないといけない」と懸念を示す。

 同氏は「ちんたらちんたらやっている状況」と、5Gの広がりに足かせがついている様を表現。その上で、「なんとかしたいという気持ちでいっぱい。個人的には昔に戻してもらったら、もっと嬉しい」と語り、割引規制の負の影響を語った。