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ソフトバンク宮川社長、楽天モバイルの「最強プラン」というネーミングに「しびれる」

 ソフトバンクの宮川潤一代表取締役社長は4日、2023年度第1四半期の決算説明会の質疑で、競合他社である楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten最強プラン」について問われコメントした。

 同氏は、MNPのワンストップ化や、NTTドコモなどを含めた競合の新料金プランの影響はないと説明。そして、楽天モバイルが始めたデータ通信用プランでのワンクリック契約について「犯罪防止の観点で言うと、本人確認はやっぱり非常に重要」と回答。

 そして、データ通信では本人確認が不要とされることについて「違う考え方を持っている」として、「アプリで音声通話ができる。(データ通信でも)同様に本人確認を継続することが正しいだろうと思っている。今、回答しながら、これは法整備を見直したほうがいいと感じた」と述べて、総務省へ働きかける考えを示した。

楽天モバイルのプラン名称に

 また、楽天モバイルが新たに打ち出した「Rakuten 最強プラン」という名称については「ユーザーが誤認するようなことはまずい」として同社内で総務省側と話していることを明らかにした。

 宮川氏は、サービス名をどうするかは企業の自由、外部からコメントする立場じゃないかもしれないが、としつつも「ちょっと、なかなかしびれるなという感じで見ておりました」とコメント。他社よりも明らかに優れているといった印象を与える「最強」という言葉のチョイスへ思うところがある様子を見せた。