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楽天モバイル、「データ通信SIM」プランとワンクリック申込みサービススタート――楽天カードユーザーは数タップで申込完了
2023年7月3日 11:18
楽天モバイルは、音声通話機能を省いたデータ通信SIMプラン「Rakuten最強プラン(データタイプ)」の提供を開始した。楽天モバイルWebサイトなどオンラインで申込みを受け付けている(実店舗では8月から)。
また、楽天カード会員が同プランを簡単に契約できる「ワンクリック申込みサービス」もあわせて提供される。
「Rakuten最強プラン(データタイプ)」
「Rakuten最強プラン(データタイプ)」では、既存の音声SIMサービスと同じ月額料金で提供され、音声電話機能(Rakuten Linkによる通話を含む)とキャリア決済機能、キャリアメール(楽メール)機能を除いた料金プラン。
契約できるのは、楽天カード会員のみで、物理SIMとeSIM両方が選択できる。解約料は無料。
楽天モバイルが6月1日に提供開始/移行となった「Rakuten最強プラン」では、パートナー回線(KDDIのローミングエリア)による通信も無制限となり、同社では通信品質の向上が期待されるとしている。
一方で、市中では「楽天モバイルはつながりにくいのでは」という声や「いきなり番号移行(MNP)して試すのはハードルが高い」という声があるという。
今回のデータSIMプランでは、そういったユーザーにも「楽天モバイルがユーザーの生活圏内でつながるのか」気軽に試してほしいという狙いがあるとしている。
月額料金は同じ
なお、今回のデータSIMプランは、既存の音声SIMと月額料金のシステム(~3GB:1078円、8GB~20GB:2178円、20GB~:3278円)と同じ料金体型をとっている。
一般的には、音声SIMよりデータSIMの方が安価に設定されているところであるが、楽天モバイルの「すべてのユーザーに最適なワンプラン」という姿勢が現れているように見られる。
楽天広報によると、基本的には既存プランから電話機能を省略しただけだといい、楽天グループの「SPU」による最大+3倍還元や、楽天グループサービスの優待利用などは利用できるとしている。
楽天カードユーザー限定
また、データSIMプランでは、楽天カードユーザー限定で申し込める。対象を限定した理由について「支払い情報と本人性の担保のため」としている。
ワンクリック申込みサービス
また、今回のデータSIMプランを簡単に契約できる「ワンクリック申込みサービス」も合わせて提供される。
「ワンクリック申込みサービス」では、楽天ペイアプリ、楽天市場アプリと楽天カードアプリやWebページですぐに申込みができるサービス。
また、楽天ペイアプリや楽天市場アプリ、楽天カードアプリでは、申込みに加え、対応端末での申込みであればeSIMのプロファイル設定まで完了できるようになる。eSIM設定機能は、楽天ペイアプリではiOS版から順次、それ以外のアプリではiOS版/Android版ともに順次提供が開始される。
申込時は、IDにログインされている各種アプリやWebページのバナーをタップすると、データSIM申込みページに推移する。ページでは、あらかじめ「eSIM利用」や電話番号の候補などが選択された状態となっており、重要事項の説明や利用規約への同意などを進め、「次へ」をタップ、確認画面で進めば申込みが完了する。
ユーザーの住所や氏名、支払い情報などは、楽天の会員IDにある情報が共有されるかたち。楽天モバイル広報は、「徹底的に顧客の利便性にこだわった革新的なUI/UX」としている。