今秋登場「tvOS 17」発表、テレビの大画面とiPhoneでFaceTimeが利用可能に

　アップルは、WWDC 2023でApple TV向けの新OS「tvOS 17」を発表した。

　デベロッパー向けベータ版は本日6日から提供される。パブリックベータ版は7月にも公開され、一般向けには今秋リリースされる。

　tvOS 17では、Apple TV 4K向けにFaceTimeが提供される。これにより大画面でビデオ通話を利用できるようになる。Apple TVのFaceTimeを起動すると、iPhoneやiPadとワイヤレスでつながり、そのカメラとマイクを使って通話できる。たとえばiPhoneでのFaceTimeをそのまま、Apple TVに繋げ、センターフレーム機能により、移動しても部屋にいる全員が常にフレーム内に収められる。

　通話中には、新しいジェスチャーで花火やハートなどのエフェクトの生成もでき、「Split TV」で、SharePlay中でもFaceTime通話の利用ができる。2023年後半には、「CisCo Webex」や「Zoom」などのビデオ会議アプリもtvOS上で利用できるようになる見込み。

　iPhoneのコントロールセンター内でApple TVリモコンを起動してSiri Remote（第2世代以降）を探せる。iPhoneからApple TVのスリープ解除や操作をすると、自動的に自分のプロファイルに切り替わり、最近視聴した番組などにアクセスしやすいという。

　スクリーンセーバーは個人もしくは共有ライブラリーなどの画像を表示できる。

　このほか、Dolby Vision 8.1、他社製のVPNにも対応する。人の話し声が明瞭になる機能や「Apple Fitness＋」の強化でユーザーによるカスタムプランなどの利用ができるようになる。