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新しい「Mac Studio」「Mac Pro」発表、新チップ「M2 Ultra」搭載モデルも

新しい「Mac Studio」(左)、「Mac Pro」(右)が発表

 アップル(Apple)は、現地時間5日新しい「Mac Studio」と「Mac Pro」を発表した。どちらも、アップルシリコンを搭載する。

 価格は、Mac Studioは29万8800円~、Mac Proのタワー型筐体は104万8800円~、ラック型筐体は109万8800円~。価格は構成によって異なる。

Mac Studio

 コンパクトなボディにハイパワーかつ幅広いインターフェースをもつ「Mac Studio」では、「M2 Max」または新しい「M2 Ultra」を搭載し、先代モデルからパフォーマンスが大幅に向上させている。

 「M2 Max」は、12コアのCPUに最大38コアのGPU、最大96GBのユニファイドメモリーに400GB/秒のメモリー帯域幅が、「M2 Ultra」では24コアCPUと最大76コアGPU、最大192GBのユニファイドメモリー、800GB/秒のメモリー帯域幅を備えている。

 M2 Max搭載モデルでは、先代のM1 Max搭載モデルと比較し、After Effectsで最大50%のレンタリング高速化が実現。

 M2 Ultra搭載モデルは先代のM1 Ultra搭載モデルと比較し、Octaneで最大3倍レンタリングが高速化、DaVinci Resolveでは最大50%早くビデオ処理できるとしている。

 外部端子は、背面に最大8K 240Hz対応のHDMIを搭載し、M2 Ultra搭載モデルでは最大6台のPro Display XDRをサポートする。また、4つのThunderbolt対応ポート、10Gb対応イーサネットポート、2つのUSB-Aポートを備えている。

 また、前面には2つのUSB Type-CポートとSDカードスロットを備えている。

 ワイヤレス接続は、Bluetooth 5.3とWi-Fi 6Eをサポートし、先代モデルから高速化が図られている。

アップルチップ搭載のMac Pro

 新しい「Mac Pro」では、M2 Ultraを搭載し、24コアのCPUと最大76コアのGPUを搭載している。

 これまでのIntelプロセッサー搭載のMac Proと比較して、ビデオトランスコードや3Dシミュレーションなどが最大3倍高速化している。また、ビデオ編集では、新しいMac Pro1台で、24本の4K素材の取り込みとProResへのエンコードをリアルタイムで行えるとしている。

 本体には、7つのPCle拡張スロットを備えており、ユーザーの用途に合わせて幅広いカスタマイズ性能が備えられている。

幅広い拡張性

 外部接続端子は、Thunderbolt 4ポートが背面に6つ、上部に2つ備えられているほか、3つのUSB-Aポート、2つのHDMIポート(最大8K 240Hz対応)、2つの10Gbイーサネットポート、ハイインピーダンスヘッドフォンが使用できるヘッドホンジャックを搭載している。

 ワイヤレス接続は、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポート。

タワー型筐体
ラック型筐体