ニュース

文化庁の著作権セミナー「AIと著作権」が19日にYouTube配信、無料で誰でも受講可能

 文化庁は、著作権制度について学びたい人を対象とした著作権セミナー「AIと著作権」を、6月19日14時~15時に開催する。YouTubeによるライブ配信(限定公開)となり、16日までの申込みが必要。受講料は無料で、定員はない。

 著作権について学びたい人であれば、誰でも受講できる。文化庁のWebサイトや、チラシのQRコードから申し込めるが、電話やメールでの申込みは受け付けていない。

 セミナーは2部構成で、第1部が「著作権制度の概要」、第2部が「AIと著作権」として開催される。AIと著作権の関係を理解するうえで必要な基礎知識や、著作権法における、AIによる生成物の取扱いなどが主な内容として紹介されている。

 最近では、AI(人工知能)を活用して文章やイラストなどのコンテンツを生み出す“生成AI”に関する開発が進み、大きく注目されている。

 5月に開催された関係省庁(AI戦略チーム)の会合でも、「AIと著作権の関係について」が議事のひとつとなった。「AI開発・学習段階」と「生成・利用段階」とで著作権法上の適用条文が異なるため、こうした違いについて、セミナーなどによるすみやかな普及や啓発が必要であるとされていた。

AI戦略チーム(関係省庁連携)(第3回)の資料より