本日の一品

小さくて充電式でAndroidでもiPhoneでも利用できるスマートタグ「Pebblebee」
2025年3月13日 00:00
iPhone向けであればここ最近、「AirTag」以外の選択肢が大幅に増えているスマートトラッカー。ですが一転してAndroid向けとなりますと、「デバイスを探す」対応の製品が世界的にもまだ数が少なく、選択肢があまりないというのが正直な所です。
ですがそのAndroidにも対応し、なおかつiPhoneの「探す」でも利用できるスマートトラッカーが現れまして、それが「Pebblebee」というもの。日本ではソースネクストが2024年末より販売を開始しており、クリップ型とカード型に加え、2025年1月には新たにタグ型の製品も追加されています。
そこで筆者はタグ型のPebblebeeを入手して使っているのですが、タグ型のものはサイズが小さく、それでいてかなり薄いのが大きな特徴。筆者が普段使用している「AirTag」「Tile Mate(2020年モデル)」「MAMORIO RE」といった他の主要なスマートトラッカーと比べてみると、タグ型のPebblebeeは長方形なのでやや高さがあるものの、AirTagやTile Mateなどと比べると薄いので、財布やパスケースなどにも入れやすくなっています。
一方で、MAMORIO REと比べるとサイズはやや大きいのですが、Pebblebeeにはブザーやライトが内蔵されています。MAMORIO REはそうした機能がないだけに、この点は非常に大きな優位性といえるでしょう。
それゆえタグ型Pebblebeeは、その小ささを生かしてさまざまなモノに取り付けられる点が大きなメリットの1つといえるでしょう。標準で両面テープとケースが1つ付属しているので、自転車やパソコンなど、スマートトラッカーを収納することが難しいモノに貼り付けたり、取り付けたりして利用しやすくなっているのもポイントです。
もう1つ、ハード面のメリットとなるのが充電式だということ。電池式ですと切れたら都度電池を購入して変える必要がありますし、中には本体を開けるのが結構大変だったりするものもあって難儀することも少なくありません。その点Pebblebeeは充電式ですので、バッテリーが切れたら充電すればよく交換の手間がかかりません。
充電は接点式のため専用のケーブルが必要な点と、1回の充電で利用できる期間が公称で最大9カ月と、他のタイプのPebblebeeと比べ短い点はやや惜しい所ですが、このコンパクトさを考えればこれら制約はやむを得ない所といえます。
そしてPebblebeeの最大のメリットは、やはりiPhoneとAndroidの両方に対応していることでしょう。iPhoneであれば「探す」、Androidデバイスであれば「デバイスを探す」から登録して利用でき、先にも触れたように音を鳴らして探すことも可能。音を鳴らす際は本体前面が点滅するので、暗い場所でも探しやすくなっています。
そこで多くの人が期待するのは、iPhoneとAndroidの両方に同時登録して使いたいということでしょうが、あいにく登録できるのはどちらか一方のプラットフォームに限られるようです。ただ一度初期化すれば、もう一方のプラットフォームに切り替えて使うことは容易ですので、たとえばiPhoneからPixelに機種変更したという場合でも継続利用できるのはメリットといえます。
価格は4980円と、この手の製品としてはやや高めではありますが、サイズが小さく利便性も高いですし、何よりAndroidスマートフォンユーザーにとって、現時点では標準の「デバイスを探す」で利用できる、非常に数少ないスマートタグであることも確か。それだけに、非常に幅広いスマートフォンユーザーにお勧めできる製品といえるのではないでしょうか。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
---|---|---|
Pebblebee タグ型 | ソースネクスト | 4980円 |