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新プラン発表の楽天モバイル、三木谷会長「収益はどんどん改善している」

三木谷氏(12日午前の発表会で撮影)

 楽天グループは12日、2023年度第1四半期決算を発表した。楽天モバイルが展開するモバイル事業について、同第1四半期の売上収益は579億円を計上。前年同期比で25.3%増となった。

 楽天モバイル代表取締役会長の三木谷浩史氏は「収益はどんどん改善している」とコメントし、手応えを見せた。

 設備投資の費用として、「来年再来年に向けて、3000億円の設備投資の削減を予定している」(三木谷氏)。月間150億円程度の費用削減目標は変わらず、KDDIと結んだ新たなローミング契約が財務の安定性に貢献するという。

 楽天グループのエコシステムによるアップリフトも含めたARPU(利用者ひとりあたりの平均収入)は、2652円になった。三木谷氏は「ひとりあたりの利用データ量も増えてきていて、1カ月あたり約20GB。他社さんの2倍以上になっており、好調に推移しているかなと思う」とコメント。楽天エコシステムを活用しながら利用者を増やしていきたいと語った。