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KDDIとJTBがアフターコロナの観光分野で協業、第1弾はスマートグラスを関空に設置

 KDDIとJTBは、スマートグラスを中心としたデジタルデバイスの活用によるツーリズム産業の活性化を目指し、「コロナ後の観光における潜在的課題解決に向けたデジタルトランスフォーメーション施策実施に係る覚書」を締結した。

関西国際空港での地域観光疑似体験ブースイメージ

 JTBが有する観光ネットワークとKDDIの「auビジュアルガイド」などのソリューションを活用し、ツーリズム産業の課題解決に向けたデジタルトランスフォーメーション施策を実施する。

 実施内容は、空港における日本の魅力を紹介するデジタルコンテンツの提供や、バスなどの移動手段における多言語対応可能なガイドツアーの実施、XR技術を活用したアドベンチャーツーリズムへの興味喚起、デジタルコンテンツを活用した地域送客プラットフォームの構築。

 本覚書の取り組み第1弾として、3月10日から、関西国際空港内の関西ツーリストインフォメーションセンターに「スマートグラスによる地域観光疑似体験ブース」を設置する。

 ブースでは、スマートグラスのAR技術を活用し、神戸や滋賀などの観光地の景色を視聴できるコンテンツを提供する。XR技術を利用した映像体験を活用し、各地域への送客につなげるという。