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シャープから「AQUOS sense7」、ハイエンド並みのカメラ体験を実現

 シャープは、Androidスマートフォン「AQUOS sense7」を発表した。

 AQUOS sense7は、ミドルレンジ帯の新型スマートフォン。上位機種並みの性能を備えたカメラを特長としたモデル。

AQUOS R7のノウハウを投入

 センサーサイズは1/1.55インチ。サイズとしては他社のハイエンドモデルに使用されるレベルのもので、前モデルである「AQUOS sense6」と比較して66%大型化した。全画素PDAFによりオートフォーカス速度が2倍になっている。

 23mmの広角カメラと15mmの超広角カメラの二眼構成でそれぞれ、50.3MPと8MPでF値は1.9と2.4。通常の撮影では、ピクセルビニングを通じて12MPのサイズで撮影する。「セマンティックセグメンテーション」技術により捉えている被写体を認識。的確な画像処理を実現しているという。RAWレイヤーでの合成により白飛びが抑えられ、鮮やかなナイトモードの撮影を実現している。

 ライカとの協業はないものの、AQUOS R7で培ったノウハウが投入されており、画質エンジンには「ProPix 4」を採用。従来モデルと異なり、カメラが中心にレイアウトされたかたちになっている。

マスク装着でも顔認証

 ディスプレイは6.1インチ(IGZO OLED)。10億色の表現が可能で、最大輝度は1300nit。AQUOS Rシリーズなどでも採用される可変リフレッシュレートを備えており、省電力性能を高めた。

 ボディは強度の高い「バスタブ構造」で素材はアルミニウム。幅70mmで厚さは8mmと持ちやすさを実現している。バッテリー容量は4570mAh。

 顔認証はAQUOSシリーズとして初めて、マスクを付けたままでもロック解除できるようになっている。アルゴリズムは独自に開発したもので、Android標準の顔認証機能の基準として定められている10万人に2人という他人受入率に準拠しているという。指紋センサーは、本体側面で電源ボタンからは独立している。

 物理SIMとeSIMのデュアルSIM構成で、4G通信は、1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/38/41/42に、5G通信ではn3/n28/n41/n77/n78/n79と、国内の主要なバンドに対応する。

主なスペック

 ディスプレイサイズは6.1インチ(FHD+)。6GBのメモリーと128GBのストレージを備え、1TBまでのmicroSDカードに対応する。チップセットにはクアルコムの「Snapdragon 695 5G」を採用した。

 アウトカメラは、50.3MPの広角カメラ(F1.9、23mm)と8MPの超広角カメラ(F2.4、15mm)を備える。全画素PDAFに対応しており、AQUOS R7の技術を投入した画質エンジン「ProPix4」を搭載。

 4G通信は、1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/38/41/42に、5G通信ではn3/n28/n41/n77/n78/n79に対応する。

 バッテリー容量は4570mAh。3.5mmのヘッドホンジャックを備える。アウトカメラ下にFeliCaを搭載しており、生体認証は指紋センサーに加えてマスク対応の顔認証を備える。IP58相当の防水防塵のほか、米国防総省が定める16のMIL規格に準拠する。

【お詫びと訂正】
 記事初出時、15のMIL規格に準拠するとしていましたが、正しくは16です。お詫びして訂正します。