本日の一品
AnkerのAIボイスレコーダー「Soundcore Work」を1カ月試して実感した仕事の記憶対策
2026年7月22日 00:00
年々、自分自身の記憶力に対する信頼が低下の一途を辿っています。物覚え自体、以前から大して良くはなかったのですが、覚えたはずのことを忘れるスピードが加速しているような気がします。さっき聞いた話を覚えていない。要点を忘れている。メモに残した記述内容がつながらずにトンチンカンな成果物を出してしまったりする場面も。
もはや仕事にもはっきり支障を来し始めているため、せめて見聞きした内容の記録を正確にとるべく、昨今頻繁に耳にするようになった「AIボイスレコーダー」を試してみることに。本誌記事などを参考にしたり、店頭で見比べたりしつつ、じっくり選定した結果、Ankerの「Soundcore Work」を選んで購入しました。使用しはじめてから1カ月あまり経過して、お役立ちを実感しているのでご紹介させてください。
すでにご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、「Soundcore Work」はマイク部が分離するAIボイスレコーダーです。マイク部が親指の先ほどの小ささでほとんど目立たず、側面にあるスイッチを入れるだけで録音をスタートできるなど、とても手軽。ふと社内で行き会った同僚と雑談をする中で「そういえば……」といつの間にか仕事の話が始まった際にも、身につけていたマイクのスイッチを入れるだけで対応できます。ちなみに、充電用ケースに接続したままでも使用できます。
録音したデータは、専用のスマートフォン用アプリ「Soundcore」に転送されます。iOS向けアプリの場合は自動的に転送が行われるので、会議を終えてアプリを立ち上げたら、もう音声が転送されていることも珍しくありません。録音データはそのまま聞き取ることも可能なのはもちろんのこと、AIボイスレコーダーのキモとも言えるのがAIによる文字起こしと要約。本製品の場合は、月に300分まで無料で文字起こしをしてくれる「Starter Plan」が付属します。
AI文字起こし・要約の精度は、これまで数週間使ってみて、わりと高いと感じています。少なくとも、話した内容を正確に記録しておいて、ここはどういうニュアンスだったっけと見返しながら確認したいという筆者のようなニーズにはぴったり。手元でメモと照らし合わせながら録音した内容の文字起こしを見比べて現状を把握し直したり、要約を見ることで次に取り掛かる仕事をピックアップする。なんだか仕事ができるようになった気分です(ようやく人並みになった、と言えるかもしれませんが)。
稼働時間は、マイク単体だと約8時間、充電ケースに接続した状態だと約32時間の連続録音が可能とのこと。さすがにそんな長い時間の会議や発表会には行く機会がないので特に不満はありません。ただ、AI文字起こしの無償プラン月約300分という時間は、1回30分の会議10回分と考えるとちょっと少ないかもしれません。現状は特に困っていませんが、いつでも月に1200分まで文字起こしのできる「Pro Plan」にアップデートできるので、必要になったらアップデートしようと思っています。
ちなみに本製品の文字起こし・要約用のAIは当然のことながら外部のAIを利用するため、会社内で使用している場合は生の社内の話を外部に一回預ける形になります。Ankerは「業務使用でも安心のセキュリティ対策」を謳ってはいるものの、機密情報の流出につながるため、必ず社のセキュリティ部門の承諾を得る必要があるかと思います。お気をつけください。
筆者は会議や取材の録音といった用途で使っていますが、学校・予備校での授業、何らかの講習を受けている場合にも役に立ちそうです。パソコンに外部記憶装置を用いるように、人間も外部記憶脳を持ち歩ける時代が来たのかもしれません。筆者のように記憶が危うげな方にはぜひとも、記憶が危うげな方にはもちろんのこと、記憶力には自信があるけれどさらに記録を確かなものにしたい、という方にもオススメしたい一品です。
| 製品名 | 発売元 | 購入価格 |
|---|---|---|
| Soundcore Work | アンカー・ジャパン | 1万8790円 |








