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基地局工事市場で全国系大手エンジ会社3社のシェアは約70%、グループ内再編や組織整備も進展

 MCAは携帯電話基地局市場の調査を実施し、その結果を調査資料「携帯電話基地局及び周辺部材市場の現状と将来予測 2025年版」として取りまとめた。

 同資料をもとに、国内基地局市場の動向についてお伝えしていく。最終回となる今回は、エンジニアリング(基地局工事)市場のシェアや動向について取り上げたい。

全国系大手エンジ会社3社のシェアは約70%

 2024年度の基地局向けエンジニアリング市場では全国系大手エンジニアリング会社3社が68.5%のシェアを獲得した。最大手はコムシスグループで、ミライト・ワングループ、エクシオグループがこれに続く。

 2024年度は2023年度の5G開設計画の反動を受け、市場規模が縮小した。コムシスホールディングスは、日本コムシスやサンワコムシスエンジニアリング、TOSYS、つうけん、NDS、SYSKEN、北陸電話工事を傘下に置く。

 エクシオグループはシーキューブや西部電気工業、日本電通、大和電設工業、エクシオテックを傘下に収める。ミライト・ワンは旧ミライトや旧ミライト・テクノロジーズを統合し、TTKやソルコム、四国通建を抱える。

キャリア各社による5G展開の落ち着きから市場規模縮小

 基地局向けエンジニアリング市場は2024年度に前年度比13.8%減となる1500億円となった。先述したように、2024年度は2023年度の5G開設計画最終年度の反動を受け、市場が縮小している。

 今後はNTTドコモが5G人口カバー率90%達成を目指すため、LTE周波数のNR化が増える見込みであるが、KDDI(au)と楽天モバイルによる5G展開の落ち着きなどもあり、市場規模の縮小が想定される。

グループ内再編や組織整備が進む大手エンジニアリング会社

 引き続き、全国系大手エンジニアリング会社でグループ内再編が進んでいる。エクシオグループは、2025年4月に連結子会社であるエクシオ・エンジニアリング西日本の親会社を、同じく連結子会社である日本電通に変更した。ミライト・ワンも2026年7月に、ミライト・モバイル・ウエストを存続会社、コムリードを消滅会社とする吸収合併を実施した。

IT専門の調査・コンサルティング会社として、1993年に設立。 主に「個別プロジェクトの受託」「調査レポート」「コンサルティング」サービスを展開。 所属アナリストとの意見交換も無償で随時受け付けている。 https://www.mca.co.jp/company/analyst/analystinfo/