デジタル庁の村上統括官「マイナンバーカードのAndroidスマホ搭載時期、今のところ予定通り」、iPhone版は遅れ

　24日、デジタル庁の報道関係者向け説明会で、村上敬亮統括官（国民向けサービスグループ長）は、記者からの質問に答える形でマイナンバーカードのスマートフォンへの搭載時期について語った。

村上統括官

　Android 13が登場したばかりのAndroid版の進捗について村上統括官は、NDA（秘密保持契約）があるため詳細は話せない、とした上で「いちおう、システムとしては2022年度末にできあがる方向で作業が進んでいる。ぴったり3月かどうかは、わからないが、年度明けて、変わらずサービスインできるペースで今のところ進捗はしている」とコメント。2022年度末～2023年度早々にもAndroidへのマイナンバーカード機能の搭載が実現する予定が示された。

　一方、iPhoneではどうなるか。村上統括官は「遅れています。こちらもNDAがあるため、理由や時期はお答えできないが、Androidと同じタイミングでは動けない状態になっている。詳細はお伝えできないが、（Android版と）一緒に動いていないくらいは言ってもいいと思います」とコメントするに留めた。