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「ワクチンパスポート」デジタル化は年内めど、官房長官語る

 加藤勝信官房長官は、26日午前の会見で、新型コロナワクチンの接種証明書のデジタル化について、「年内めどに向けて急いで検討を進めている」とコメントした。

 ワクチンの接種証明書は、ワクチンパスポートとも呼ばれ、7月26日から各自治体で申請受付が始まった。まずは海外渡航時向けという位置づけとなる。

 前日の25日に菅義偉総理大臣が、今後の社会経済活動の回復に向けた方策のひとつとして「ワクチン接種証明書の積極的な活用の方法を含め、しっかり検討する」と語った。

 会見でデジタル化について問われた加藤官房長官は「今、年内をめどにデジタル化を実現できるよう、検討を急いでいる。デジタル化できれば、国内で活用していただくことは十分考えられるのではないか」と回答。

 その時期については「感染者数の動向や医療機関のひっ迫状況、逆に言えば医療の提供体制の構築がどこまで進むのかといったことを踏まえながら、『以前の生活に少しでも戻す動き』と『今の状況』が矛盾なく対応できるよう進めていくことが大事なんだろうと思う」と述べた。