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最新の「iOS 14.7」で不具合――Apple Watchが自動ロック解除されない
2021年7月21日 18:40
アップル(Apple)は、20日に配信された「iOS 14.7」について、「Apple Watchの自動ロック解除が停止する」事象を確認していると案内している。今後のアップデートで解消する見込み。
同事象が発生するのは、“Touch ID搭載”のiPhone。
通常「iPhoneでロックを解除」を有効にしていれば、Apple Watchを身に着けた状態で「iPhoneのロックを解除」すると「Apple Watchのロックも解除」される。
対象の端末では、iOS 14.7にアップデートすると、iPhoneでApple Watchのロックが解除できなくなるという。
Apple Watchのロックが解除できなくなった場合、Apple Watchで直接パスコードを入力してロックを解除する必要があるという。パスコードの入力は、手首につけている間は最初の1回だけ必要となる。
エンタープライズ向けの一部は対応が必要
なお、法人や団体でApple Watchを使用するユーザーのうち、「英数字のパスコードを要求するモバイルデバイス管理(MDM)プロファイル」を使用している場合、Apple Watchでは直接パスコードを入力できない。
この場合、MDM管理者が「英数字のパスコード条件をiPhoneから削除」した後に、「Apple Watchのペアリングを解除/消去し再設定する」ことで対応できる。
アップルは、MDM管理者向けに「同事象が解消されるソフトウェアがリリースされる」まで、Touch ID搭載のiPhoneのアップデートを延期できると案内している。