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iOS/iPadOS 14.7.1で「メモリー破損の脆弱性」を修正

 米アップル(Apple)は、7月26日にリリースしたiOS 14.7.1とiPadOS 14.7.1のセキュリティコンテンツを公開した。同アップデートで、セキュリティ上の脆弱性が改善され、セキュリティの向上が図られる。

 対象のデバイスは、iPhone 6s以降のiPhoneと、すべてのiPad Pro、iPad Air 2以降のiPad Air、第5世代以降のiPad、iPad mini 4以降のiPad mini、第7世代以降のiPod touch。

 対象デバイスでは、アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性があるという。また、アップルはこの脆弱性が悪用された可能性があるという報告を受けたとしている。

 今回のアップデートでは、メモリー処理を強化し、メモリー破損の脆弱性に対処している。

 なお、同アップデートではこのほか、Touch ID搭載のiPhoneで発生していた「Apple Watchのロック解除不具合」が解消されている。