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「Google ドライブ」のPC版クライアントが登場、新機能も

 グーグルは、「Google ドライブ」のパソコン用クライアントを発表した。Windows、macOSにおいて今後数週間で利用できるようになる。

 これまで、パソコン向けには「バックアップと同期」という名前のアプリが提供されてきたが、9月中に利用できなくなり、新たに提供される「パソコン版Googleドライブ」へ統合されることになった。

 「パソコン版Googleドライブ」では、クライアントアプリをインストールすることで、パソコン内や外付けストレージなどにあるファイルを自動的にGoogle ドライブへ同期してくれる。従来と似た使い勝手だが、新たに共有ドライブ内のファイルを扱えるようになるほか、個別のファイルのみ同期してオフラインで使う、といった扱い方もできるようになる。

 なお、法人向けサービス「Google Workplace」のユーザー向けに提供されてきた「ドライブファイルストリーム」は、「パソコン版Google ドライブ」へ名称が変わり、こちらも同期クライアントが統合される。

「バックアップと同期」と「パソコン版Googleドライブ」の違い(Googleヘルプページより)
バックアップと同期ドライブ ファイル ストリームパソコン版ドライブ
マイドライブ内のファイルを使用する
共有ドライブ内のファイルを使用する×◯(プランに共有ドライブが含まれる場合や、共有ドライブに招待されている場合)◯(プランに共有ドライブが含まれる場合や、共有ドライブに招待されている場合)
マイドライブ内の選択したフォルダのみをパソコンと同期する×(ただし、代わりにファイルをストリーミングすることでディスク容量を節約できる)×(ただし、代わりにファイルをストリーミングすることでディスク容量を節約できる)
マイドライブの個別のファイルのみを同期してオフラインで使用する×
Microsoft Office や Photoshop などの Google 以外のファイルを開いて保存する
Microsoft Office でリアルタイム プレゼンスを使用して編集しているユーザーを確認する×
Microsoft Outlook、Meet のスケジュールと連携する×
[ドキュメント] や [デスクトップ] などのローカル フォルダを Google ドライブに同期する×
Google フォトに写真や動画をバックアップする×
Google ドライブではなく Google フォトに写真や動画を直接バックアップする××
複数のアカウントに同時にアクセスする×
Apple の写真ライブラリからアップロードする×
USB からアップロードする×
ダークモード×
特定のファイル拡張子を無視する××

 ローカルファイルと同様にクラウドストレージを使えるようになり、同社では「ディスクスペースが解放される」と説明。常に同期するため通信量も減らせるという。