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Google フォトの「高画質・容量無制限」は今月5月末で終了、設定をあらためてチェック

 「Google アカウント」で使えるストレージに関する方針が今月末、2021年5月末をもって変更される。昨年11月にアナウンスされたものだが、いよいよあと1カ月で大きな変化が訪れることになる。

 もっとも影響が大きいであろうサービスが「Google フォト」だ。これまでも、「元のサイズ」を選んでいれば、最大15GBまで無料となっていたが、「高画質」では無料で無制限に保存できるようになっていた。

 しかし6月1日からは、「高画質」であっても、無料で利用できるのは15GBまでになる。これはGoogleフォトのほか、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームなどのGoogleドライブ関連サービスで共有する容量となっている。

 ちなみに、5月末までに保存される写真や動画は、制限対象外。つまり、今の段階で15GBを超えていたとしても、あわてて削除することはない。

 またPixelシリーズのユーザーであれば、これまで通り「高画質」でアップロードした写真・動画は引き続き、無制限で使える。

オフにする場合は

 Android版、iOS版ともに「Google フォト」アプリを起動し、右上にある自身のアイコンをタップするとメニューが表示される。

 そして中段やや下にある「フォトの設定」→「バックアップと同期」でバックアップをON/OFFできる。

 15GBまでどれくらいかかるか、グーグルでは予測するページを公開。アクセスすると自身が使うGoogleアカウントでの残り容量をどれくらいで使い切るかチェックできる。

どうしたらいい?

 スマホで撮った写真・動画を末永く残したいなら、何らかの手段を選ぶ必要がある。

 ひとつは別の場所へのバックアップだ。パソコンに転送するのも一手だし、たとえばNASと呼ばれるストレージや、メモリカードを使ったバックアップ用の機器などを活用する方法がある。初期コストはかかるが、手元で保存しやすく、一度導入してしまえば、比較的長く使えるだろう。

 Google フォトの使い勝手そのままを続けたい場合は、グーグルのオンラインストレージ「Google One」の有料プランに切り替えると良さそうだ。月額250円、年額2500円で100GBで、ほかにも200GB(月380円、年3800円)、2TB(月1300円、年1万3000円)というプランがある。

 iPhoneならiCloudが便利。50GBで月額130円、200GBで月額400円、2TBで月額1300円だ。

 このほかにも活用できそうなアイテム、サービスはまだまだある。本誌では今後、スマホ写真/動画のバックアップに役立つそれらを引き続きご紹介していく。