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ソラコムのIoT向けSIM、1枚で複数の契約情報を切り替えられる「サブスクリプションコンテナ」
日本向けの低廉プランも発表
2020年7月14日 14:00
ソラコムは、世界で使えるIoT機器向けのデータ通信サービス「SORACOM IoT SIM」において、1枚のSIMに複数のデータ通信契約を追加できる「サブスクリプションコンテナ」の提供を開始した。
サブスクリプションコンテナは、SORACOM IoT SIM上に複数の回線契約情報（サブスクリプション）を追加し、エリアに応じて最適な料金の通信契約を利用できる機能。
Webブラウザ上のユーザーコンソールやAPIで切り替え操作を行うと、OTAでSIM内のサブスクリプションが切り替わる。また、IoT SIMを搭載したデバイスが国境を越えた場合などには、その地域に応じて最適なサブスクリプションに自動で切り替わる。
SORACOM IoT SIMには、SIMカード上の独自領域に回線契約情報を切り替えられるコンテナエンジンがあらかじめ搭載されているため、世界140の国と地域で利用できる既存プラン「plan01s」を利用しているユーザーもそのまま利用できる。
サブスクリプションを追加した場合、サブスクリプション追加費用として1契約あたり3米ドル、サブスクリプション利用料金として1カ月あたり1.8米ドルかかる。
サブスクリプションコンテナの提供にあわせて、新たに追加できるプランとして、日本での利用に限定した「planX1」と、アジア・パシフィック（20の国と地域）に最適化した「planP1」の2プランの提供を開始した。
planX1は、KDDIのLTE回線に対応した日本国内向けのサブスクリプション。通信料金は1MBあたり0.02米ドルで、従来のplan01sを日本のドコモ網で利用する場合と比べて9割安価に利用できる。これにより、「特定地域向け IoT SIM」でKDDIのLTE回線を利用する「plan-K」と同等のデータ通信料金で利用できるようになる。
planP1は、日本をはじめとする20の国と地域向けに最適化されたサブスクリプション。従来のplan01sと比較して、14カ国でデータ通信料金が7割以上安価となる。日本の場合、ソフトバンクの3G/4G回線を利用し、通信料金はplan01sと比較して75％引きの1MBあたり0.05米ドル。
