スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneもカメラも一瞬で着脱♪ 超手軽三脚をアルカスイス化したら撮影効率が爆上がりしたゼ!!!

 前回の本連載記事にて、サンワダイレクトの軽量カメラ三脚「200-DGCAM049」について書いた。

 ボタンひと押しで3本の脚が開き、その後に数アクションを加えるだけで自立させられる「非常にクイックに設置を完了できる三脚」である。

サンワダイレクトの軽量カメラ三脚「200-DGCAM049」は、三脚というよりストロボなどを自立設置させるためのスタンドに近い形状だ。ただ、用途にもよるが、現在の軽量ミラーレスカメラやコンパクトデジカメなど軽い機材を設置するには十分な安定性がある。
重さは574gでたたんだときの長さは56cmなので、携帯性も良好。
基本的には3ステップで設置できる。この後、ポールを上に伸ばしたりカメラをセットしたりする必要はある。なお、この三脚には雲台が付属しないので、実用的に利用するためには別途雲台を購入する必要がある。

 上記リンク先の記事では、雲台がついていないだの、揺れるだの、スマートフォンホルダーは余計だのと文句も書いたが、俺的用途で使うとサイッコーに便利なのだ。その用途とは「最小限の準備で手ブレを抑えた商品撮影をすること」である。

 この三脚は、多少揺れるので、星空撮影の長時間露光とかには全然向かない。シャッターを押した瞬間に若干揺れるからだ。しかしある程度明るい状況で手ブレを抑えるのには有用。

 特に手ブレ補正機構を搭載した今時のデジタルカメラやスマートフォンなら、撮影機材に触れたときに三脚がわずかに揺れても、手ブレのない写真を撮れる。

 また上記のように3ステップで設置できる。コレがホントに手軽。この手軽さを知ると、もう他の三脚など、そ~と~な理由がない限り、使う気になれない。また、使用後にたたんで片づけるのも手軽。ポールを短くして脚をカチャッとたたむ程度。全体的に超絶手軽に使えて快適な超便利三脚なのである。

 それから、この三脚を使い始めてから、ほかにも効率が上がったことがある。それは、より美しい写真を撮れるようになったことと、自分で撮る商品写真のクオリティが上がったことだ。

 この三脚を使うようになってから、商品撮影時に、軽くてラクに扱えるOM SYSTEM「OM-5」を使わなくなり、そのかわりにOM SYSTEM「OM-1」を使うようになった。

 カメラとレンズが高品位になったので、明らかに画質がUPした。超手軽にセットできる三脚を使うようになったら、重いけど画質が非常にいいカメラを使うことを厭わなくなったというわけだ。

 いや~しかし「OM-1」ボディと「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」レンズの組み合わせってスゴいっす~♪ いやスゴいのは知ってたんだが、重いのであまり使わずにいたらそのスゴさを忘れていた俺であった。

 ともあれ、サンワダイレクトの軽量カメラ三脚「200-DGCAM049」を使い始めただけで、商品撮影がラクになり、カメラも変わって画質UP&手ブレ発生確率DOWN。撮影仕事の効率がものすご~く上がった。機材に感謝♪

 なお、サンワダイレクトの軽量カメラ三脚「200-DGCAM049」の耐荷重は1kg。上記のOM-1とレンズと雲台は1.2kg程度あるので、耐荷重オーバーとなる。まあその程度オーバーしても全然問題ないと感じているが、上記のような組み合わせで使う場合は自己責任で。

もっと効率UPしてゆくッ!!! クイックリリースを使うゼ!!!

 ただ、まだ効率を上げられる余地はあった。現状では上記三脚を使い始めて日が浅いこともあり、カメラの着脱の効率化を行っていないのだ。

 三脚を展開するのは短時間&手軽にできるが、カメラを据えるときに(三脚側に取り付けた自由雲台の)ネジを手で地味に回す作業がある。カメラを外すときも同様。これがちょっぴりメンドクサいのであり、すこ~し時間もかかる。

 そこで、三脚に取り付けた自由雲台の上に、クイックリリースを取り付けようと考えた。クイックリリースは、雲台に対するカメラ着脱を文字通り「クイック」にするアクセサリー。

 各社からいろいろなタイプのクイックリリースが発売されているが、現在世界的に主流になっているのは「アルカスイス(ARCA-SWISS)」規格と呼ばれるクイックリリース・システムだ。

 アルカスイス規格はその固定力と互換性の高さからクイックリリースのデファクトスタンダードとなっており、いろいろなメーカーが多種多様なアルカスイス対応製品を出していて、本家アルカスイス社の製品でないサードパーティー製品なら、激安な品も多い。なお、アルカスイスについては下記の記事に詳しく書いている。

 アルカスイス互換の機材をイロイロ持っている俺だが、まあOM-1は重いとは言っても本格的ミラーレスとしては軽量。なので、現在上記三脚の上に装着している小型自由雲台の上に、アルカスイス互換クランプを装着し、カメラ側にアルカスイス互換プレートを固定すればいいや~、と考えた。

前述の便利な三脚には小型の自由雲台を取り付けてある。撮影時はカメラを自由雲台に取り付けるが、それに少々手間がかかる。
そこで用意したのがアルカスイス互換のクランプとプレート。
クランプを自由雲台の上に取り付ける。
プレートはカメラの底部に取り付ける。
カメラ底部に固定したプレートは、クランプで挟まれてガッチリと固定される。留め外しはプレートにある締め付けノブを回すだけでOK。自由雲台に対してカメラを容易に着脱できるようになった。

 アルカスイス互換のクランプとプレートなどではなく、ほかのクイックリリースを使っても同様のことができる。ただ、アルカスイス互換の多種多様なアクセサリーは世界中に星の数ほど存在するので、そういうスタンダードなモノを使うのが後々アレコレと都合がいい。

 ともあれ、アルカスイス互換のクランプとプレートを使うことで、自由雲台に対してカメラを10秒程度で着脱できるようになった。とても便利~♪

 やや余談だが、上記写真にあるようなプレートは、カメラの着脱が最も容易だが、クランプをしっかり締めないとカメラが落下する可能性がある。なので、それを防止する突起(ネジであることが多い)が付いているプレートを使ったほうが安全だ。

 ただし、突起付きプレートに非対応のクランプもあるので、購入時は製品写真などをよ~く見て検討してほしい。

iPhoneも手軽に着脱できるようにしたい!

 商品撮影時、たまにiPhoneをカメラとして使うことがある。撮影に使うカメラ自体を撮るときとか、ちょっとした動画を撮るときは、非常に手軽に使えて結果も良好なiPhoneを使用。最近ではiPhoneが商品撮影機材のひとつになっている。ので、前述の便利な三脚に対してiPhoneを手軽に着脱できるようにしたい。

 これもまた、アルカスイス互換のアクセサリーで解決していこうと考えた。具体的には、アルカスイス互換の台座がありつつ、MagSafeにも対応しているスマートフォン用マウントを使った。↓こんなの。

Ulanziの「ST-28」というMagSafe対応スマートフォンマウント。台座部分には三脚ネジ穴があり、アルカスイス互換のプレートとしても機能する。コールドシュー付きでライトなどのアクセサリーを装着できる。コールドシューは自由な向きに動かせて取り外すこともできる。
アルカスイス互換クランプを取り付けた便利な三脚に、10秒程度でUlanzi「ST-28」を装着できる。
三脚に装着したUlanzi「ST-28」はMagSafe対応なので、MagSafe対応iPhoneやMagSafeで吸着させるスチールリングを貼ったスマートフォンを一瞬で着脱できる。

 という感じで、サンワダイレクトの軽量カメラ三脚「200-DGCAM049」に自由雲台とアルカスイス互換アクセサリーを追加することで、も~のすごく手早く便利に使えるようになった。ただ、この三脚は手ブレを抑える程度のカメラ保持力しかなく、少し揺れたりする。厳密な撮影を行う場合はガッシリ&シッカリした頑丈な三脚を使う必要がある。

 あと、アルカスイス互換クランプやプレートは、たとえばAmazonなどで「アルカスイス」をキーワードにして検索すると該当製品が大量に見つかる。またアルカスイス互換のMagSafe対応スマートフォンホルダーなどは「アルカスイス MagSafe」で検索すれば、これまた大量に見つかる。三脚を多用する人にとってアルカスイス互換アクセサリーは非常に便利なので、興味があればぜひチェックしてみてほしい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。