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ソフトバンク、海外のIoT機器向けデータ通信プランを提供

国をまたいでも切り替えなしで利用可能

 ソフトバンクは、IoT機器向け通信プラン「IoTグローバルプラン」の提供を開始した。月額100円(1回線あたり、税抜)と1MBあたり5.5円(非課税)の通信量で、世界100以上の国と地域一律料金で利用できる。

 主に海外でのIoT活用を推進する企業向けに提供する。

 「IoTグローバルプラン」は、世界100以上の国と地域で、国境を超えても現地の通信事業者のネットワークに自動接続し、通信事業者をまたいでも、一律料金で使用できる。

 通信方式は、Cat-M1とLTEをサポートする。SMSは使用できるが、音声通話やS!メール(MMS)、TVコールは利用できない。

 基本サービスとして、日英対応のWeb問い合わせ窓口(24時間365日)や、IoT関連のパートナー企業の紹介などのサポートサービスを提供する。また、有償オプションで、ユーザー専用の電話窓口の設置や現地でのオンラインサポートなども提供する。

国際ローミング時の通信経路の最適化

 また、一部の国と地域では、ソフトバンクが日本やアメリカ、シンガポール、香港、オランダの5カ所に設置した専用設備を活用し、国際ローミング時の通信経路の最適化(ローカルブレイクアウト)を2021年3月から順次提供する。

 導入国以外でも、最寄りの設備を経由して通信を行うことで、より高品質な通信ができる。