Google マップに新型コロナウイルスによる交通への影響を確認できる機能

　米グーグルは8日（現地時間）、AndroidとiOS向けのGoogle マップにおいて、政府や現地の交通機関からの情報に基づいた、新型コロナウイルス感染症に関連するアラートを表示する機能を実装したと発表した。

　交通に関するアラート機能では、公共交通機関を利用して移動する場合に、地元の交通機関から提供されたアラートが表示され、特別な運行スケジュールなどの情報を確認できる。現時点では、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、インド、オランダ、オーストラリア、コロンビア、スペイン、タイ、フランス、ブラジル、ベルギー、メキシコで展開されており、日本は含まれていない。

　車を利用する場合のアラートも用意され、国境を越える際、ルート上に新型コロナウイルス感染症の検問所や交通制限が行われているかも確認できる。同機能はまずアメリカ、カナダ、メキシコで開始される。

　また、医療機関や新型コロナウイルス感染症の検査センターに向かう場合には、地域の医療システムに負担をかけないようにするために、施設のガイドラインや利用要件を確認できるアラートを表示する。このアラートは、今週からアメリカ、イスラエル、インドネシア、韓国、フィリピンで利用できるようになり、検査センターに関するアラートはアメリカで利用できるようになる。