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Google マップ15周年、アイコンを「ピン」に変更、UIも刷新
車椅子対応出入り口や女性専用車両の有無、日本限定で「座りやすい車両」の情報も
2020年2月7日 12:29
Googleは、Google マップの提供開始から15周年を記念したアップデートを実施。Android、iOS向けのアプリのアイコンと、Webサイトで用いるファビコンを、従来の紙の地図を表すものからGoogle マップ上の「ピン」を示すアイコンへと変更し、新機能を追加する。
Android、iOS向けの「Google マップ」アプリでは、画面下部に表示されるタブを3つから5つへ拡張し、スポット、経路、保存済み、投稿、最新の5つのタブに簡単にアクセスできるようになる。
「スポット」は、周辺のランチ情報や観光スポットなど、世界中にある2億カ所の場所に関する情報、評価、レビューなどをチェックできる。
「経路」は、自動車や公共交通機関を使って目的地までの最適なルートを表示する機能で、通勤ルートを設定しておくと、リアルタイムの交通情報、移動時間のほかに、混雑時などは別ルートでの移動に関する提案が受けられる。
「保存済み」は、Google マップ上の気になるスポット情報を保存して一覧表示できる。「投稿」では、Google マップに投稿された場所やクチコミ、写真などユーザーからの投稿に基づいた情報が表示される。
新たに追加される「最新」タブでは、地域の専門家などから提供されるトレンドや、必見スポットに関する情報を得られる。Google公式ブログによると、チャットで企業や店舗に直接質問して回答を得ることもできるという。
公共交通機関に関する情報では、バスや電車の温度に関する情報、バリアフリー出入り口や座席に関する情報の確認、女性専用席や車両の有無が確認できる。
さらに、列車の車両編成に基づいた「座りやすい車両」を表示する機能も追加する。同機能は、日本国内限定で提供される。
これらの情報は、公共交通機関の利用者からの情報に基づいて表示する。ユーザーによる情報提供は3月からグローバル向けに提供を開始するが、提供開始タイミングは地域や交通機関によって異なる。
このほか、Google マップのストリートビューに拡張現実のナビゲーションを重ねて表示する「ライブビュー」機能について、今後数カ所にわたって新しい機能をテストし、機能を拡張することを予告している。
編集部のスマートフォンでGoogle マップのアップデートを実施してみたところ、既にアプリのアイコンは刷新されるが、アプリ内のタブに関しては従来通り3つのタブが表示されていた。タブの追加に関しては、今後反映されることが予想される。