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楽天モバイルが本格スタート、auローミングエリアは月5GBへ

 楽天モバイルは、8日、本格的な携帯電話サービスの提供を開始した。同社の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」はサービス開始日の今日、2.0へバージョンアップしたという。

 2019年10月から「無料サポータープログラム」としてプレサービスを提供してきた同社では、今回の正式なサービスインにあたり、2020年3月、料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」(月額2980円、税抜)を発表した。

 そのRakuten UN-LIMITは、今後1年間、300万人が無料で利用できるが、提供開始日に「Rakuten UN-LIMIT 2.0」になると案内。

 Rakuten UN-LIMITでは、楽天モバイル自身が構築したサービスエリア内では使い放題となっている。それ以外の場所は、auのネットワークを借り受ける、いわゆるローミングサービスを利用する形だ。

 そのauネットワーク内では月間2GBまで利用できるとされていたが、バージョン2.0になったことで、4月22日より月間5GBまで利用できるようになる。

 もし通信容量が上限まで達すると、これまでは通信速度が128kbpsになると案内されていたが、こちらもバージョンアップにより仕様が変更。8日からは最大1Mbpsで利用できるという。
【お詫びと訂正 2020/4/8 10:14】
 記事初出時、料金の表記が誤っておりました。お詫びして訂正いたします。

三木谷氏のコメント

 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、店頭でのセレモニーは開催されなかったが、楽天モバイル代表取締役会長兼CEOの三木谷浩史氏がコメントを出した。

三木谷氏
「「携帯キャリアサービスとしての『楽天モバイル』本格スタートにあたり、『Rakuten UN-LIMIT』を2.0へとバージョンアップしました。

 パートナー回線エリアのデータ容量を2GB/月から5GB/月にアップ、さらに容量消費後の通信速度を最大128kbpsから1Mbpsに引き上げ無制限でご利用いただけるようにいたしました。

 完全仮想化モバイルネットワークによるモバイルサービスの実現は、世界に先駆けて日本が初めてとなります。

 低廉で利便性の高いサービス提供を通じて、日本の家計に占める通信費を下げ、消費循環を後押ししていくことで、日本をもっと元気にしていきたいと思っています。

 私たちは、『楽天エコシステム』とメンバーシップという楽天グループの総力を結集し、これまでにないようなモバイルサービスをお客様に届けてまいります。

 今後も、ぜひ、『楽天モバイル』にご期待ください」

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