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トーンモバイル「TONE SIM(for iPhone)」をアップデート、利用制限対応アプリや見守り機能を拡大
シニア向け機能にも対応
2019年9月30日 20:21
トーンモバイルは10月24日より順次、iPhone向けのSIMサービス「TONE SIM(for iPhone)」をメジャーアップデートする。
TONE SIM(for iPhone)は、トーンモバイルの提供する家族向けの見守り機能「TONEファミリー」を、iPhoneでも利用可能にしたもの。iPhone 5s(iOS 11.3)以降のSIMロックフリー版かドコモ版、iPhone 6s(iOS 11.3)以降のSIMロックを解除したau版とソフトバンク版で利用できる。
今回のメジャーアップデートにより、AIを活用した見守り機能「TONE あんしんAI」がiPhoneに完全対応するほか、トーンモバイルのAndroid端末向けに提供されている健康管理機能「ライフログ」、NFCタグを利用した「お知らせシール」に対応する。
指定したアプリの利用を制限、「TONE あんしんAI」がiPhoneに完全対応
これまで一部のTONE SIMユーザーを対象にベータ版テストを実施していた、ネットワーク側でアプリやWebサービスの利用を制限する「AIファイアウォール」機能が正式版としてTONE あんしんAIに統合される。通信制限できるアプリやサービスは5種類から32種類に増加した。
アプリの利用制限に加え、位置情報や行動をAIが学習し、指定した場所に出入りした場合や“歩きスマホ”を検出した場合に保護者に通知を送る機能が利用できるようになる。
シニア向け健康管理機能「ライフログ」が利用可能に
トーンモバイルのAndroid端末向けにも提供されているシニア向け機能がTONE SIM(for iPhone)でも利用できるようになる。
シニア向けの健康管理機能「ライフログ」は、アプリで自動的に記録された過去2カ月分の活動実績から、「生活習慣に関わる10の疾患」の発生確率の目安を5段階(グループ)で表示する。日々の目標達成や月末時点でのグループ評価に応じて「Tポイント」がたまるサービスも受けられる。
NFCタグを利用した「お知らせシール」もiPhoneに対応
トーンモバイルのAndroid端末「TONE m15」以降で利用が可能な、専用のNFCシールにiPhoneをかざすだけであらかじめ設定した動作を行える「お知らせシール」にも対応する。指定した宛先に電話をかけたりメールを送信したり、通知を送信するといった設定に対応する。iPhone版のお知らせシールは来月から販売を開始するとしている。
子どもはiPhoneを使いたがる傾向にあるものの、iPhoneで端末機能に制限をかける場合は管理者となる保護者側もiOS端末を利用していなければならないなど制約があることを挙げ、石田氏は「TONE SIMを利用することで、親が子どもにiPhoneを与えることに対する心配を解消することができる」と語った。