充電環境をスマートにしたくて……BelkinのApple Watch専用高速充電器を買ってみた

　最近「Apple Watch Ultra 2」を購入しました。最大で36時間持つというバッテリー性能のおかげで、これまで使っていた「Apple Watch Series 9」と比べても充電の頻度がぐっと減りました。この買い換えにあわせて、最近は手元の充電環境も少しずつ整理しています。

　これまではBelkinの3-in-1ワイヤレス充電器を使っていて、iPhoneとAirPods、Apple Watchをまとめて載せて充電していたのですが、最近はiPhoneをMagSafeで充電する機会がめっきり減ってきました。

　そうなると3-in-1タイプの充電器が不要になるので、「Apple Watchだけを快適に充電できるコンパクトな充電器が欲しいな」と思っていたところで見つけたのが、同じBelkinのApple Watch専用高速充電器。運よく状態の良い中古を見つけたので購入してみました。

BoostCharge Pro Apple Watch用ポータブル高速充電器を購入。黒と白の2色展開

　今回、購入したBelkinの「BoostCharge Pro Apple Watch用ポータブル高速充電器」は、Apple Watch用に特化したポータブルタイプの急速充電器。Apple公式のMFi認証を受けていて、Series 7以降のモデルであれば45分で80％充電できる急速充電に対応しています。

　2022年に発売された少し古い製品ですが、最新のSeries 10とUltra 2を含めたすべてのApple Watchに対応しています。

　本体は手のひらサイズのコンパクトな正方形で、約10cm四方・高さ約1.5cm（収納時）と比較的薄型です。見た目よりもやや重め（約230g）ではありますが、その分安定感があり、デスクの上でもベッドサイドでもズレずに使えます。

裏側には余ったケーブルを巻き取るポケットと、充電するWatchにパッドの高さを合わせるダイヤルがある

USB Type-Cケーブルは長さ1.2mで使いやすい

　充電は、本体直付けのUSB Type-CケーブルをUSB充電器につないで行います。ケーブル長は1.2mで、余った分は底面に巻きつけて収納できるという構造になっています。必要な長さだけ引き出して使えるので、配線がごちゃつかないのが良いです。

ナイトスタンドモードにも対応している

　充電パッドは平置きのほか垂直に立てることができ、Apple Watchのナイトスタンドモードにも対応しています。

　また、本体には高さ調整用のダイヤルが内蔵されていて、Apple Watchのサイズや保護ケースの有無にあわせて3段階で充電パッドの高さを調整できる仕組み。どの大きさのApple Watchであっても接点がズレずに充電できます。

　使ってみた感想を……といきたいところですが、これまで使っていた3-in-1充電器からApple Watch部分を取り出したような作りになっているので、充電の面で買い換え前後による違いは感じません。

　ただし、サイズがぐっと小さくなったことで、デスクの端やベッドサイドの狭いスペースにもすっと置けるようになり、設置の自由度が一気に上がったと感じます。

3-in-1タイプよりおよそ1／3の大きさになった

　便利になったポイントを挙げるとするならば、やはりUSB Type-C接続に対応したことでしょう。これまで使っていた3-in-1充電器は専用のACアダプターが必要だったため、コンセントの数に制限があるときは少し不便でした。

　反面、この充電器の場合は日頃から使っているUSB充電器の空きポートに差し込むだけ。USB Type-Cで統一している人であれば快適極まりないでしょう。

高価だが据え置き型充電器としては有力な選択肢

　しばらく使っていますが、以前まで使っていた3-in-1タイプと比較してコンパクトになり、それでいて以前と変わらぬ使い勝手を得られているので非常に満足しています。

　新品の場合は価格はやや高めですが、市場に少ないApple Watchの急速充電に対応した据え置き充電器の1つですので、気になる人はチェックしてみてください。