てっぱんアプリ!

今すぐ役立つ(かもしれない)「Google Labs」の実験的AIツールたち
2025年8月29日 00:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
Googleでは、まだ正式リリース段階にない同社の試験的なサービスやアプリを「Google Labs」というWebサイトで紹介している。現在はAIに関連したサービスが多数提供されていて、そのなかのいくつかは今すぐにでも役立ちそうなツールもある。いくつかピックアップしてみよう。
好きなイメージで文字画像が作れる「GenType」
Google Labsの「Experiments」にアクセスすると、30以上のサービスの概要が見られる。このうち無料で、かつ日本のユーザーが利用できるものはあまり多くないが、仕事やプライベートで便利に使えそうなものがいくつかある。1つは「GenType」だ。
GenTypeは、好きな要素を元にしたフォント(アルファベット画像)をAIが生成してくれるもの。たとえば「smartphones」などのプロンプトを入力して生成をスタートすると、スマートフォン1台1台を並べてアルファベットを形作ったフォント画像ができあがる。
最後はそのフォント画像に置き換えられた任意の文字列を1枚の画像でダウンロードすることが可能だ。プレゼン資料のタイトルなど、雰囲気やインパクトのあるロゴタイトルを作りたいときに活躍するのではないだろうか。
文章表現の仕方に悩んだら「TextFX」
https://textfx.withgoogle.com/
次に紹介したいのが「TextFX」。これは文章作成時の創造性を高めるのに役立つツールだ。入力した単語やセンテンスについて、比喩表現を生成したり、語感の似ている言葉を羅列したり、意外性のある文章をその後に続けたり、といったように生成AIが多数の文章パターンを自動生成してくれる。
他にも「KTAI」を何らかの略語と捉えて「Keeping Track And Improving」などの言葉を作り出してもらうこともできるし、単純に「マイカーでドライビング」と入力するだけで、ドライビングシーンを想起させるような表現を生み出してくれたりもする。Webの表記は英語だが日本語も使用可能で、キャッチコピーを考えたり、小説などにおける表現やアイデアのヒントを得たりと、応用の幅は広そうだ。
「Food Mood」でワンパターン化した食事メニューから脱却
https://artsandculture.google.com/experiment/food-mood/HwHnGalZ3up0EA?hl=en
仕事に追われていて食事のメニューを考えるのが大変、という家庭も(特に子供たちの長期休み中は)多いはず。同じようなメニューしか思い浮かばずワンパターン化していたりするかもしれない。その解決策になりそうなのが「Food Mood」だ。
指定した2つの国・地域の食材・食文化をミックスさせた料理、スープなどのレシピをAIが考えてくれるというもの。たとえば日本とブラジルを選択してメインコースのレシピを生成すると、「Tofu Noodle Bowl」という料理をイメージ画像付きで考案してくれる。作るのに必要な材料と分量、詳しい料理手順、おいしく作るヒントも教えてくれる。
必ずしも日本人の口に合う料理になるとは限らないが、料理が数パターンのローテーションになっていて飽き飽きしている、という家庭にとっては、これまで考えもしなかったような新たなレシピでバリエーションを増やすチャンス。それが我が家の定番メニューに、みたいなことになる可能性もあるはずだ。
















