てっぱんアプリ!

”人”も探せるようになった、Androidの「デバイスを探す」アプリ

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: デバイスを探す
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: Android 5.0 以上
カテゴリ: ツール

 スマートフォンやタブレット、連携しているワイヤレスイヤフォンなどを地図上から探すことができる「デバイスを探す」アプリがアップデートし、”人”も探せるようになった。どんな風に使えるのか、解説していこう。

「デバイスを探す」はデバイスだけでなく”人”も探せるように

他のユーザーのAndroidデバイスと位置情報を共有

 「デバイスを探す」は、紛失したデバイスを探したり、そのデバイスをロックしたりできるアプリ。同じGoogleアカウントで利用しているスマホやタブレットなどのAndroidデバイス、もしくはそれらでBluetooth接続したことのあるイヤフォンなどのアクセサリー製品(パッケージなどに「Works with Android」バッジが付いているのが目印)を、地図上で位置特定できる。

 さらに最近のアップデートで、デバイスに加えて「ユーザー」、つまり”人”も探せるようになった。2025年4月現在はベータ版となっているが、本機能を使うことで、Google アカウントをもつ他のユーザーのAndroidデバイスと位置情報を共有して、地図上で確認できる。

もともとは自分の所有するデバイスの位置を地図上で確認できるようにするツール

位置共有すればGoogle マップ側でも確認可能

 できることはGoogle マップに従来からある「現在地の共有」機能とほぼ同じではあるものの、使い方の手順は少し分かりやすくなっている。「ユーザー(ベータ版)」タブから「新たに共有」(すでに共有相手がいる場合は「+」)ボタンをタップし、自分の位置を知らせたい相手を既知の候補を選ぶか、連絡先から選択するだけ。これで、相手が自分の位置を地図上で確認できるようになる。

 一方、自分が相手の位置を確認できるようにするには、相手が自分に対して位置共有するという明示的な操作が必要。位置共有し続ける時間の設定もでき、知り合いとの待ち合わせのために短時間だけ共有することも、家族と永続的に共有し合うことも可能だ。

 なお、現在はベータ版のためか、相手が特定の位置から出発したとき、または特定の位置に到着したときに通知する、Google マップには存在する機能が省かれている。デバイスを探すアプリとGoogle マップのどちらかで位置共有すれば、どちらのアプリでも同じように確認できるので、今のところは使いやすいと思う方で利用するといいだろう。

「ユーザー(ベータ版)」タブから「新たに共有」をタップ
自分の位置を知らせたい相手を選ぶ
共有し続ける時間を設定することも可能
まだ自分の位置を相手が把握できるようにしただけで、相手の位置は分からない
相手側からも共有してもらうことで、互いに位置が分かる状態に
Google マップの方でも同じように確認できる