てっぱんアプリ!

「ChatGPT」でGmailのメール内容から最小限の手間でカレンダーに予定登録する方法

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: ChatGPT
開発者: OpenAI
価格: 無料
対応OS: iOS 17.0 以降、Android 6.0 以上
カテゴリ: 仕事

 メールでやり取りして決めた予定の日時や場所、補足情報などを、ちまちまカレンダーアプリにコピペで手入力するのは面倒だ。できるだけ手間を省きたいなら、AIの力を借りるのもアリ。今回は、手作業を可能な限り省いてメールから予定登録できるようにする方法を紹介しよう。

「ChatGPT」を使って簡単にメールから予定登録する

Geminiでは(まだ)できないが、ChatGPTならできる

 大前提として、2025年4月現在、Gmailアプリを例にとると、メール内容を読み取ってGoogle カレンダーに予定登録する機能は実装されていない。アプリに統合されているAI機能のGoogle Geminiを使用しても、簡単に予定登録できるような形で返答してくれないのが実情だ。

 PC版WebのGmailには「予定を作成」という機能は存在するが、ほとんどの場合適切な内容では作成してくれない。Geminiも利用できるので予定作成を指示することは可能ではあるものの、スマホから利用しにくいのがネックとなる。

GmailアプリのGemini(またはGeminiアプリ)では、予定作成ができないと言われたり、予定登録用のリンクがGoogle検索のリンクになったりする
PC版WebのGmailならGeminiで予定登録できるが、スマホからだと利用しにくい

 代わりにおすすめなのが、「ChatGPT」アプリを利用する方法だ。ざっくりとした流れを説明すると、メールのテキストを選択するかスクリーンショットを撮り、それをChatGPTアプリに共有して、Google カレンダーに予定としてワンタップで登録できるように指示を送る、という形になる。

 業務上の情報などセンシティブな内容が含まれそうな場合は注意が必要だが、そうではない個人的な予定などを簡単にカレンダーへ登録したいときは、下記の手順を試してみてほしい。

メールから予定登録する手順

1.ChatGPTアプリで「カスタム指示」を設定する

ドロワーを表示し、最下部のプロフィールアイコンから設定画面へ
「パーソナライズ」を選択
「カスタム指示」を選択
「その他……」の入力欄に「予定作成と指示したときは、添付されているテキストや画像をもとにGoogleカレンダー登録用の直リンクを作成する」といった内容を記述し、保存

2.メールの本文を選択するかスクリーンショットを撮り、「共有」機能でChatGPTアプリに連携する

予定作成したいメールの本文を選択、もしくはスクリーンショットを撮り、「共有」機能をタップ
連携先としてChatGPTアプリを選択する

3.「予定作成」と追記して送信すれば、メール内容を元にGoogle カレンダーに登録するためのリンクが生成され、予定登録できる

テキストやスクリーンショットがChatGPTアプリの入力欄に貼り付けられるので、「予定作成」とだけ追記して送信
AIモデルは無料ユーザーも使用可能なGPT-4oでOK
「カレンダー登録リンク」が生成されるので、それをタップ
すでに情報入力された状態でGoogle カレンダーアプリの予定登録画面に遷移。内容確認して「保存」で登録完了

 なお、iPhoneの場合はメール本文のテキストを共有する方法だとChatGPTに連携できないため、スクリーンショットを共有しよう。

 また、Google カレンダーアプリがインストールされていない場合は、ChatGPTが生成した予定登録用のリンクのタップ時にPC版WebのGoogle カレンダーにジャンプする。視認性がやや低いので、Google カレンダーアプリをあらかじめインストールしておくのがおすすめだ。