てっぱんアプリ!

メールやSNSが見られない? アクセスできないときの原因究明に「Downdetector」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇
アプリ名: Speedtest
開発者: Ookla
価格: 無料
対応OS: iOS 13.0 以降、Android 6.0 以上
カテゴリ: ツール

 仕事用のクラウドサービスにアクセスしようとしたら、なぜかつながりにくい。スマホやパソコンの問題なのか、ネットやクラウドが落ちているのか……。どこに原因があるのか参考までに知りたいときは、「Speedtest」アプリの機能「Downdetector」を使ってみよう。

ネットサービスの稼働状況まで分かる「Speedtest」

全世界のネットサービス等の稼働状況を監視

 「Speedtest」は、ネット回線の通信速度計測ツールとしてよく知られているアプリ。しかし速度計測以外に「Downdetector」という機能も備えている。さまざまなネットサービス、回線接続サービス等の直近24時間の稼働状況を知ることができるものだ。

 全世界の2万件以上に及ぶネットサービスなどに対応しているとのことで、ユーザーからの障害報告や、アプリ提供会社独自の分析などによって、正常か、異常と思われる状態かをグラフとともに表示する。

 グラフが大きく盛り上がっているところは障害発生の報告が多くなっていることを意味し、グラフが落ち着いていれば安定したサービス提供が続いていることになる。また、黄色や赤のグラフになっていると現在進行形で障害が発生している可能性があることを意味する。

回線速度チェックによく使われるツールだが……
ネットサービスの稼働状況を把握できる「Downdetector」という機能も内蔵

ビジネス向けサービスはもちろんゲームサーバーも

 GoogleやMicrosoftが提供する代表的なビジネス向けサービスはもちろんのこと、各種クラウドストレージサービス、FacebookやXなどSNSの状況も分かる。さらに、ポケモン GOやApex Legendsといったゲーム(サーバー)の稼働状況まで把握可能。

 アカウント登録して利用することで、3つまでのサービスをお気に入り登録し、それらのサービスに問題が発生したときに通知してくれる機能もある。

 独自情報を元にしたものなのであくまでも参考の1つとして捉えたいが、いつも使っているサービスが利用できないときは最初にDowndetectorを確認することで、どこに問題があるかの切り分けをしやすくなるだろう。

 もしサービス側に明らかに問題があると気付けたときには、アプリ内の「問題を報告」から情報提供して、Downdetectorの精度向上に貢献しよう。

報告の多いサービスのグラフは大きく盛り上がり、現在問題発生中と思われる場合はグラフ自体が黄色や赤で表示される
サービスによってはアプリやWebなど、どの部分に問題がありそうなのかも分かる
ログインして利用することで最大3サービスをお気に入り登録。問題発生時に通知してもらえる
明らかにサービス側に問題があるときは「問題を報告」することで精度向上に貢献できる