本日の一品
旅先の“つながらないWi-Fi”問題を解決する「LAN端子」をUGREENのUSBハブで生やした
2023年12月19日 00:00
Wi-Fiの普及や技術革新により、スマートフォンでイヤホンジャックが搭載されなくなったように、ノートパソコンにおいても「LAN端子」がない機種が増えてきた。
BTOで購入できるノートパソコンにおいても、最近の機種ではLAN端子が省略されていることが多く、その分USB Type-Cなどの端子が増えたり、そもそも端子数が少なくなっていたりすることもある。
LAN端子自体も、厚みが大きい端子であるうえ、パンタグラフ構造など使用するときだけ立ち上がる構造などを採用しているものもあるが、壊れやすい欠点があり、メンテナンス性を考えると、高速なWi-Fiも普及している昨今では、省略するのがベターな選択だといえるだろう。
一方で、持ち歩く存在であるノートパソコンであるが、どうしてもLAN端子で接続したい場所が出てくる。
たとえばホテル。ホテルによっては高速Wi-Fiでインターネットを利用でき、もはやWi-Fiが標準装備であり「あってもセールスポイントにはならないけど、なければ選択肢に入らなくなる」といった状態。旅館や民宿でもWi-Fi環境を備えるところも多い。
ところが、宿泊施設ではひとつのアクセスポイントで共有していたり、規格が古く通信が遅かったり、部屋ごとに細かくアクセスポイントを配分しているせいかまともにつながらなかったりということがある。特に大規模ホテルではこの傾向が強いと感じる。
そんなとき、ホテルによっては部屋にLAN端子が備えられており、「LAN端子さえあれば快適にインターネットが使えるのに……そんな私のパソコンにはLAN端子が! ないっ!!」と悔しい思いをしてしまうことをしばしば経験した。
前置きが長くなったが、今回はそんな筆者が購入したLANアダプターをご紹介する。
カードリーダーもついた本格的USBハブ
購入したのは、「UGREEN Revodok USB Cハブ 7-IN-1」。スティック型のもので、ケーブル類を入れたポーチでも入りやすいデザインだ。
本体のプラグはUSB Type-C。本体の端子は、USB Type-C端子が1つ搭載されており、USB PowerDelivery(USB PD)をサポートしているので、対応しているパソコンであれば、本体へ最大100Wでアダプターを介して給電できる。
また、USB 3.0規格対応のUSB-A端子が2つ、4K60Hz出力対応のHDMI端子、最大1000Mbps対応のLAN端子(RJ45)を1つ備えている。このほか、SDカードとmicroSDカードスロットを1つずつ備えている。筆者のように、音楽プレイヤーではmicroSDカード、ミラーレス一眼カメラではSDカードと2種類のSDカードを使っているユーザーにとっては、アダプターなしでカードをさせるのは、高ポイントだ。
気になるLAN端子は、パンタグラフ構造などもなくいたって普通のLAN端子として使用できる。LANケーブルを忘れさえしなければLAN端子でインターネットを利用できるようになる(もちろんセキュリティ対策は忘れずに)。
モバイルホットスポットとしての利用も
Windows 10や11では、「モバイルホットスポット」機能が備わっている。簡単に説明すると、パソコンをWi-Fiの親機として使用できる機能である。
この機能を使用すると、施設のWi-Fi環境が使いづらい場合に、パソコンは有線LANで利用しつつ、手持ちのスマートフォンやゲーム機などはパソコンのWi-Fiを使用することで一定程度、環境改善を狙うことができる。
また、セキュリティをしっかり設定しておけば、Wi-Fiの盗聴といったリスクも回避できるので、施設のWi-Fiがパスワードなしのものであれば、これに切り替えるのも手だろう。
加えて、Wi-Fi接続設定も、一度設定しておけばパソコンのモバイルホットスポットを立ち上げておくだけですぐに利用できる。パソコンをその間起動させておかなければならないが、割とメリットを感じられる。
USBハブでは、カードリーダーが備わっていたり、USB Type-C端子やHDMI端子が複数備わっているモデルが多いなか、今回の機種を含めてUGREENのUSBハブでは、LAN端子を備えたものが複数ラインアップされているので、旅先や移動中に作業しなければならない方には、ぜひともおすすめしたい。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
---|---|---|
UGREEN Revodok USB Cハブ 7-IN-1 | UGREEN | 4099円 |