スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

シャオミの精密電動ドライバーがヒッジョォ~にイイ!

 Xiaomi(シャオミ)の精密電動ドライバーを買った。Amazonで「Xiaomi Mijia 24in1 電動精密ドライバー」という商品名にて、輸入品として売られているもののようだ(日本向けとしては発売されていないもよう)。6980円だった。

Xiaomi「Xiaomi Mijia 24in1 電動精密ドライバー」は、ビット24種がセットになった電動ドライバー。国内で一般的な六角ビットは軸(シャンク)径が6.35mm(1/4インチ)だが、これは軸径4mmの六角ビット。USB-C充電で満充電からネジ約400本分締付けが可能となっている。トルクは0.05N・m/0.2N・mの2段階で調節可能。写真の上に見えるアルミ製ケースに収納して保管できる

 ここ数年でけっこー流行っている軸径4mmの精密ドライバー。最近では電動が多々出てきており、なかには2000円台で買える製品もあったりする。

 Xiaomiの精密電動ドライバーを買った理由は、2022年2月12日に買った精密ドライバーにある。その精密ドライバーは軸径4mmの精密ドライバービット×24本がセットになったものだが、999円で売られていたので興味本位で買った。

4年前に買った精密ドライバー。軸径4mmのビットが24本ある手動の精密ドライバーだ。
購入価格は999円。Amazonポイントで支払ったようで、かなり興味本位で買ったことを記憶している。

 えぇ~? 999円ん~? 品質どうなのぉ~? という感じで買ったのだが、これがたびたび役立ちまくり。使いやすいしビットの精度も上々だし、全体的に頑丈。これを使い始めてから手持ちの精密ドライバーは全然使わなくなった。

 そして最近。Instagramに広告が流れてきて、それが電動の精密ドライバーだった。その広告を見て「あぁ~精密ドライバーが電動だと作業が速くなりそう~」と単純に思い、じゃあ買……おうと思ったのだが、Instagramで流れる広告の製品とかって類似品がAmazonにありまくりだったりしつつ、ずーっと安い価格で「アレとコレって同じ品じゃない?」的な製品まであったりする。

 なので、Amazonで検索。そしたらInstagram広告とまったく同じ製品が半額以下で売られていたりしつつ、「でも精密ドライバーって頻繁に使うわけじゃないから電動ってだけで買って品質悪かったらヤだし買うのヤメよっかな~」とも思ったがさておき、「むむむっ!」という興味を惹く電動精密ドライバーを発見。それが上記のXiaomi「Xiaomi Mijia 24in1 電動精密ドライバー」なのであった。「Xiaomiの家電なら品質的に大丈夫だろう!」と考え、スコッと購入した。

 ちなみにXiaomi(シャオミ/小米集団)は、2010年に設立された中国のメーカーで、現在では世界有数の総合家電・テクノロジー企業となっている。ご存知のとおり低価格で高性能なスマートフォンを提供しており、スマートフォン出荷台数は常時世界3位くらいにランクイン。上記電動精密ドライバーのブランド名「Mijia(ミージャ)」はXiaomiの家電・生活用品のブランドだが、Mijiaブランド製品は安価でデザイン性が高いことで人気がある。

 で、Mijiaの電動精密ドライバーを使ってみた印象から言えば、用途にもよるが、全体的にヒッジョォ~にイイ。「なーんだもっと早く電動精密ドライバー使っときゃよかった!」てなくらいイイので、今回はこのXiaomi「Xiaomi Mijia 24in1 電動精密ドライバー」についてレビューしてゆきたいッ!!!

24本のビットが付属するスタイリッシュな電動精密ドライバー

 Xiaomi「Xiaomi Mijia 24in1 電動精密ドライバー」は前述のとおり、24本の軸径4mm六角ビットがセットになっている電動精密ドライバー。USB-C充電で、満充電からネジ約400本分締付けができ、トルクは0.05N・m/0.2N・mの2段階で調節可能。Amazonでの価格は6980円だったが、海外通販ではより安価に売られている場合もある。

外側がアルミ製のスタイリッシュなケースに入っている。Mijiaブランドのロゴは「MJ」を模したもの。ロゴがなーんか猫の顔に見えるのがちょっと楽しかったり。ケースのサイズは201.8×74.2×25.2mmで、総重量は353g。
ケースからトレイを引き出した様子。ケースとトレイはワンプッシュの着脱式(ロック機構あり)。トレイ上のドライバーやビットはトレイに吸着しており、逆さにしてもドライバーやビットが落ちたりしない。ドライバーはトレイにパチリと納まる感じで、ビットはマグネット吸着で収まっている。
ビットは合計24本。プラス×2本(PH000/PH00)、マイナス×1本(SL1.5)、六角×3本(H0.7/H0.9/H1.5)、三角×1本(2.3)、フラットプラス(平面十字)×1本(W1.5)、Y字×2本(Y0.6/Y1)、トルクス×3本(T2/T3/T4)、トルクス(いじり止め)×3本(T5H/T6H/T9H)、ロングビット(45mm)×6本(PH0/PH1/SL2.0/T8H/T10H/H2.0)。ロングビットの先端形状の構成がなかなか便利だ。ちなみにビットの材質はS2鋼。耐衝撃合金工具鋼で一般によく使われるクロムバナジウム鋼(Cr-V)と比べると硬度が高く粘り強いので使用時に摩耗やトラブルが起きにくい。
ドライバーの先端にビットをマグネット吸着させてセットする。ドライバーのサイズは、長さ159mmで直径は16.4mm。重さは59g。細身で握りやすく、ボタン位置も扱いやすく、アルミ製で滑りにくい。無負荷時の回転スピードは200rpm。ネジを手動で回すこともでき、そのときの最大トルクは3.0N・m。
ドライバー後方に電源/トルク調節ツマミがあり、後端に充電用USB-Cポートがある。専用充電ケーブル(USB-A/C)が付属し、電池切れからの充電時間は160~200分。充電中は赤LEDがゆっくり明滅し、充電が完了すると白く点灯する。ツマミは、中央に合わせると電源オフで、右や左に回すとトルクを変えられる。「I」側が最大トルク0.05N・mで、「II」側が最大トルク0.2N・m。

 実際に使ってみると、やはり電動は便利。工具の使い方は人それぞれだと思うが、俺の場合はネジの緩め始めと締め終わりだけを手動で行い、それ以外のネジ回転は電動で行っている。たとえばHDDを分解・破棄したりする場合、HDDによってはネジがヤケにガッチリと締めてある箇所があったりするが、そんな場合でもXiaomi「Xiaomi Mijia 24in1 電動精密ドライバー」は手動で3.0N・mまでトルクをかけられるので問題ない感じ。

 ほか、ボタン位置もわかりやすく使いやすいし、わりと細身だが力をかけやすい表面質感(マット)も好印象。また回転中にビットがブレるということもほとんどなく、細いネジの締め緩めも安定的に行えるという感じ。「この使い勝手で6980円は安いかも!」とか思ったりしている。

そういう精密ドライバー、なんに使ってんの?

 こういった精密ドライバーは、もちろんかな~り小さいネジの締め緩めに使う。精密なネジを使ってなにかをつくることは多くなく、どちらかと言えばゆるんだネジを締めるとか、分解するときにネジを緩めるとか(コイン電池の交換とか)に使う。

 また、ハードウェアを破棄するときにもけっこう使う。リチウムイオン電池内蔵のハードウェアから電池を取り出して破棄する、といった場合が多い。分解して金属とプラスチックを分別して破棄するときにも使う。

 まあ多くのケースで「普通サイズのドライバー」でデキちゃうことだったりするが、ちょっと前述したHDDの分解・破棄のときには小さいサイズのドライバーがあると好都合。またこういう精密ドライバーセットに含まれる超小さかったり見たことない級の特殊形状だったりするビットじゃないと回せないネジもアリガチ。そういうときに役立ってくれる「精密ドライバーセット」って感じだ。

 ちなみにこういう軸径4mmの精密ドライバーのセット品は、さまざまなブランドからたーくさん発売されている。ので、欲を言えばドライバー本体を2本以上持っているとさらに便利。異なるビットをそれぞれのドライバー本体にセットしておけば、作業中のビット抜き差しという手間を減らせるからだ。また、場合によっては表側と裏側で同時にトルクをかける必要があるネジなど構造もある。その場合もやはり2本以上ドライバー本体が必要になる。

 でもまあ、そういう作業、いつもやってるわけではなく、たまにって感じなんスけどね。たまにだが、電動だと締め終わりや緩め始めだけ手動で使えばよくて、あとはドライバー任せ~♪ というのが非常に快適である。

ええええぇ~っ! 細めドリルビット付きセットもあるのぉぉ~?

 Xiaomi「Xiaomi Mijia 24in1 電動精密ドライバー」について「やっば、これマジ便利なんスけどぉ~♪」とか思いつつ、「今どき的には、ほかにはどんな電動精密ドライバーがあるのかニャ」とAmazonを徘徊していて、俺的にちょっとヤベい製品を発見してしまった。

 これは欲しい! 欲しすぎる! つーか絶対便利! と思って買ったのが「PENDORAシリーズ 76in1/1台2役 電動精密ドライバーセット」である。

BRIGHT DIYブランドの「PENDORAシリーズ 76in1/1台2役 電動精密ドライバーセット」。ほかの電動精密ドライバー系の製品とまあだいたい同じような機能性と仕様だったりする。Amazonにて5980円で購入。
このセットの特徴は、56本の軸径4mm六角ビットに加え、9本のドリルビット(円柱状/軸径約3mm)が付属する点。
0.8~3.0mmのドリルビットが付属している。本体のトルクや回転数などの関係上、試していないがたぶん金属への穴開けまでは難しいっぽいが、各種プラスチックやUVレジンや木材などへの穴開けなら問題なくできる。
ドライバー先端は軸径4mmの六角ビットをそのままセット(マグネット吸着)できるほか、付属のコレットチャック部品を使うと付属ドリルを装着できる。ルーター(リューター)と同様の方式だ。

 じつは小さなモノへの穴開けをけっこうやる俺。よくやるのが、プラスチック製品にストラップホール的なもの追加するための穴開けだ。これまではピンバイスなどの手動工具の小型ドリルを使って穴を開けていたが、けっこうメンドクサいのである。たとえば壁にネジを打つために下穴を開けるが、その穴開けをキリとかでやるか、電動ドリルでやるかの違いくらい、手動だと面倒なのだ。

 それが電動ドライバーでできて、しかも小さい穴をキレイに電動で開けられたら……と思って買ったのが上記のセット。付属のドリルビットを使ってみたら……あら~樹脂製品への穴開けが超・楽・勝♪ 超・簡・単♪ 超・快・適♪ 超・時・短♪

 こういう電動精密ドライバーでドリルビット使えるやつって、ほぼナイんスよ~。まあドリル装着のしくみはルーター(リューター)と同様のコレットチャック式なので、ドリルにこだわるなら素直にルーター(リューター)買えばってのもあるが、電動精密ドライバーとして使えるし、ツイデに穴開けまでイケる、というのが素晴らしい。

 ちなみに「PENDORAシリーズ 76in1/1台2役 電動精密ドライバーセット」全体の使い勝手も良好。付属ビットも豊富だし、トルクも十分&5段階調節可能だし、手回しでもちゃんと使えるし、ほとんど文句なしである。

 という感じで、電動精密ドライバーはイロイロと便利。もう家庭用とか趣味用とかだと、1本1本精密ドライバーを揃える時代じゃなくなってる感じ。また電動精密ドライバーの品質も、いい意味で横並びっぽいようで、まあどれを買っても満足感が高そうな気がしている。なので興味があればぜひ電動精密ドライバーや手動精密ドライバーをチェックしてみてほしい。六角軸径4mmに対応している製品が保管面なども含めていろいろ便利な気がする。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。