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モトローラのフォルダブル「razr fold」を入手、ペン対応だがドコモ5Gとの相性が……
【razr fold】
2026年8月20日 00:00
年1回、メインとして使うフォルダブルスマホを機種変更してきた。フォルダブルといっても、日本での選択肢はほぼGalaxyかPixelの2択。筆者は「Galaxy Z Fold3 5G」から5世代に渡り、Galaxy Z Foldシリーズを使い続けてきた。一方で、今年はGalaxyの購入を見送ることにした。代わりに購入したのが、モトローラの「razr fold」だ。
理由はシンプル。「Galaxy Z Fold7」で廃止されてしまったペン入力が利用できるうえに、厚みは「Galaxy Z Fold6」より薄く、かつカメラに優れていたり、バッテリー容量が大きかったりしたからだ。5世代も使い続けてきたので、そろそろサムスン以外のフォルダブルスマホをじっくり使ってみたいという気持ちもあった。
ペン対応かつそこそこの薄型でカメラに強いという観点では、OPPOの「OPPO Find N6」も候補に挙がっていたが、こちらはおサイフケータイに非対応。普段使いではどうしてもモバイルSuicaが手放せないこともあり、これらの要素をすべて満たしたrazr foldを選択した次第だ。
チャレンジとしてパスポートサイズで開くと4:3になる「Galaxy Z Fold8」を選ぶ手もあったが、筆者はどうしてもあのアスペクト比になじめなかった。特に閉じた際に縦が短く、愛用するSNSがいずれもやや見づらくなったり、文字入力がしづらかったりする点が許容できなかった。半開きで使うフレックスモードがない点も、見送った理由である。
そんな数々の検討を経て手に入れたrazr foldだが、ファーストインプレッションとして感じたのは、ズッシリしてるなということ。発表会を取材した際にはあまり気にならなかったが、いざ私物としてポケットに入れてみると、お尻に塊感を感じる。これまで215gだった「Galaxy Z Fold7」を使っていたことも関係しているはずだ。逆に、Galaxy Z Fold7比で少し増した厚みはほぼ気にならなかった。
フォルダブルで気になる開閉感も、ヒンジが滑らかで動かしやすい。きちんと半開きの状態で止まり、専用のUIに切り替わるため、置いた状態で使いやすい点も評価できる。また、機種変更前と比べて、明らかにバッテリーの持ちがよくなっている。
Galaxy Z Fold7はヘビーに使うと夕方ぐらいには充電しないと不安になってくるが、razr foldは同じような使い方をしてもバッテリーの減り方が緩やかだ。これは、6000mAhの大容量バッテリーを搭載した効果と見ていいだろう。有線充電も最大80Wに対応しており、スピーディーだ。
ディスプレイも見やすく、気に入っている。特にrazr foldは、開いた時のメインディスプレイに空いたカメラの穴が右上に寄せられているため、電子書籍や動画を表示しても、コンテンツとかぶって情報が欠けてしまうことが減った。折り目は26年のフォルダブルスマホとしてはやや目立つ印象もあるが、画面を表示させていればほとんど気にならない。
購入前に情報がなく、少々心配だったネットワークの対応状況も、ソフトバンクのSIMカードを挿したところ、普通に5G SAにつながった。設定メニューにも「5G SAを使用」という項目が出てくる。ただし、デュアルSIMのもう一方にeSIMで入れたドコモ回線では、同様の設定項目が表示されず、接続状況をアプリで確認しても、NSAでしかつながらなかった。
また、ドコモ回線では、Galaxy Z Fold7を使っていた時よりも5Gにつながる頻度が下がった気がする。これは単なる気のせいではなく、実際に自宅では5Gにつながらなくなった。推測だが、理由はrazr foldがドコモが5Gでメインにしている4.5GHz帯(n79)に対応していないためだろう。
オープンマーケットモデル(SIMフリーモデル)として発売された端末のため、各キャリアのネットワークにフル対応していないことがある。ドコモ回線との相性の悪さはスペックから分かっていたものの、5G SA非対応は想定外だった。こうした情報は発売前に知っておきたいため、可能であればスペックシートにも記載しておいてほしいと感じた。
逆に想定外だったのは、Galaxy Z Fold7からeSIMを移す際に、AndroidのeSIMクイック転送を使えたこと。eSIM化していたドコモ回線は、再発行の手続きなどをする必要なく、そのまま初期設定の途中で移せた。別端末に入れていたUQ mobileの回線も試しに移してみたが、こちらもクイック転送が使えて簡単だった。ただし、こちらもスペックシートにはきちんと記載しておいてほしい情報と言える。
決定打になったペン対応だが、別売の「moto pen ultra」は発売が遅れてしまったようで、本稿執筆の前日の8月16日に届いたため、まだ契約書にサインする程度しか使えていない。一方で、Sペン非対応だったGalaxy Z Fold7は、その程度でも手書きがなかなか大変だった。別売とは言え、精度の高いペンに対応しているのは、満足度が高い。
一方で、razr foldはモトローラにとって初の横開きフォルダブルのため、ソフトウェアに若干こなれていない部分があるようにも感じた。特に、フォルダブルスマホのキモでもある画面分割のUIなどには改善の余地がある。次回以降の本コーナーでは、こうした使い勝手にも言及していきたい。








