法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」

「moto g52j 5G」、待望の防水防塵&おサイフケータイ対応

 オープン市場向けを中心に、幅広いラインナップを展開するモトローラから、待望の防水防塵、おサイフケータイに対応した「moto g52j 5G」が発売された。実機を試用することができたので、レポートをお送りしよう。

モトローラ「moto g52j 5G」、171mm(高さ)×76.8mm(幅)×9.1mm(厚さ)、約206g(重さ)、インクブラック(写真)、パールホワイトをラインアップ

求められる日本仕様

 国内外で販売されるスマートフォンや携帯電話は、販売する国と地域によって、仕様が微妙に異なる。たとえば、ここのところ、話題になることが多かった対応周波数(対応バンド)もそのひとつだ。一般的に『グローバル市場向け』とひとくくりに語られてしまうことも少なくないが、多くの製品は同じ筐体で基本仕様も共通ながら、それぞれの国と地域の携帯電話会社に割り当てられた周波数帯域に最適化されたものが販売されている。iPhoneのように、限られたSKU(Stock Keeping Unit)で、さまざまな国と地域のネットワークに対応するケースもあるが、その分、コストも高く、無線関連の性能にも影響が及ぶとされる。

 こうした販売する国と地域に合わせた仕様の実装は、当然のことながら、製品のコスト増につながるが、国内市場においては周波数対応以外にもニーズの高い仕様がある。たとえば、『日本仕様』とも呼ばれる「防水防塵」「おサイフケータイ(FeliCa)」が挙げられる。かつてのケータイからの移行期は、赤外線通信やワンセグ/フルセグなども必要とされていたが、現在は防水防塵とおサイフケータイへの対応に絞られ、国内市場ではこれらの対応の有無で、製品の売れ行きが大きく変わるとされる。

 まず、防水防塵については、ケータイ時代から対応する製品が広く普及してきたが、その背景には日本の気候が高温多湿であることが挙げられる。これに加え、国内ではケータイ向けのコンテンツサービスやメールなどの普及が進み、日常的な利用頻度が高くなったことから、防水防塵などの機能が求められたという見方もある。

 防水防塵は一般的に「IP68」や「IPX5/8 IP6X」などの形で表記される。これは「IP(International Protection)コード」と呼ばれ、2003年に国際電気標準会議(IEC)によって定められたもので、電気製品の防水防塵性能を表わす。ここでは詳しい説明を省くが、IPに続く最初の数字は7等級で防塵性能、2つめの数字は9等級で防水性能を表わし、それぞれに等級ごとに保護内容が定義されている。たとえば、防塵のIP6Xは「完全な防塵構造」とされ、テスト方法として「粉塵の侵入後、完全に防護されている」ことが挙げられている。防水のIPX8は「水面下での使用が可能」と定義され、テスト方法は「メーカーと機器の使用者間の取り決めによる」とされている。

 こうした文章で表記されると、ユーザーとしては今ひとつ実使用のシーンが見えにくいが、防塵は屋外での活動をはじめ、園芸や砂場などで利用しても土や砂が本体内に侵入しないことを想定している。防水は家庭用プールや浴槽、水を張ったバケツなどに水没しても30分程度(時間や水深はメーカーの規定による)であれば、引き上げて、問題なく動作することなどを想定している。ただし、防水についてはいずれも常温水でのテストが条件のため、海水に沈めたり、お湯を張った浴槽などに浸かっての利用は考えられていない。

 いずれにせよ、防水防塵対応について、必要以上に過信することは禁物だが、急な雨に降られたり、作業中に土ぼこりにさらされたり、生活の中で水廻りで作業をすることもあるため、国内でスマートフォンを選ぶうえでは、防水防塵対応が重要なチェックポイントになっている。

 かつて、防水防塵対応というと、国内メーカーの対応が中心で、海外メーカーはほとんど対応していなかったが、国内市場に参入する海外メーカーが徐々に対応するようになってきた。サムスンのGalaxy S22シリーズのように、グローバル向けモデルが対応するケースもあれば、今回のモトローラの「moto g52j 5G」のように、特定のモデルで対応するケースもある。

 一方、おサイフケータイ(FeliCa)については改めて説明するまでもないが、十数年に渡り、国内でサービスが提供されてきたこともあり、サービスの種類も多い。「Suica」や「PASMO」といった交通系ICカードをはじめ、「QUICPay」や「iD」などのクレジットカード、「nanaco」「楽天Edy」「WAON」「スターバックス」などの電子マネー、「ANA」や「JAL」のチケットレス搭乗サービス、「dポイント」「ビックポイント(ビックカメラ)」「ゴールドポイント(ヨドバシカメラ)」などのポイントサービスが提供されている。おサイフケータイはその名称から、決済サービス用と捉えられがちだが、航空券やポイントカード、会員証など、決済を伴わないサービスにも利用されており、最近ではマイナンバーカードやICカード免許証(運転免許証)の読み取りなどにも使われている。対応端末での各サービスの使用率は、3割程度に留まっているという指摘があるものの、「おサイフケータイがない端末には機種変更できない」とするユーザーも多く、相変わらず、根強い人気を保っている。

 今回、モトローラから発売された「moto g52j 5G」は、モトローラ製スマートフォンとして、はじめて「防水防塵」と「おサイフケータイ」に対応したモデルとなっている。モトローラはここ数年、「moto g」シリーズなど、十分なパフォーマンスを持ちながら、リーズナブルな価格帯を実現したモデルを相次いで投入してきた。本コラムや動画コンテンツ「ケータイしようぜ!!」でも取り上げてきたが、どうしても「エクスキューズ」を付けざるを得なかったのが「防水防塵」「おサイフケータイ」未対応で、この2つの要素で購入をためらうユーザーの声は何度となく、見かけた記憶がある。

 つまり、今回の「moto g52j 5G」は、こうした日本市場のニーズに応えるために開発された重要なモデルに位置付けられるわけだ。かつて非公式な場において、モトローラ関係者が「おサイフケータイなどに対応すると、価格が1万円くらいは高くなる」といった主旨の発言をしたこともあったが、「moto g52j 5G」は、3万9800円(モトローラ公式ストア)という手頃な価格に設定されており、しっかりと日本仕様をサポートしながら、買いやすいモデルに仕上げられている印象だ。

動画も存分に楽しめる6.8インチMax Visionディスプレイ

パッケージにはACアダプターやUSBケーブルなどが同梱されないため、内容物はシンプル。クリアカバーは本体に装着された状態で、パッケージに入れられ、出荷される

 少し前置きが長くなってしまったが、まず、外観からチェックしてみよう。ボディはディスプレイサイズが大きいこともあり、幅約76.8mm、高さ171mmというややワイドでトールなスタイルとなっている。同日発売の「motorola edge 30 PRO」や昨年10月発売の「motorola edge 20」など、一部のモトローラ製端末ではフラットな背面に仕上げていたが、「moto g52j 5G」は「moto edge 20 Fusion」などと同じように、背面の両端付近をわずかに湾曲させた持ちやすい形状に仕上げている。ちなみに、本製品も他の「moto g」シリーズなどと同じように、クリアタイプのカバーが装着された状態でパッケージに収められているため、購入直後から安心して使うことができる。

背面は光沢感を抑えた仕上がり。両側面へ向かって、少しラウンドさせた形状
左側面は上部側にピンで取り出すタイプのSIMカードスロットを備えるのみ
右側面はアシスタントキー、シーソー式音量キー、電源ボタンが並ぶ。カメラ部の突起は少ない

 耐環境性能については、前述の通り、IP68準拠の防水防塵に対応する。同社製スマートフォンとしては初対応だが、最近のモデルでも撥水加工を施してきた実績があり、モトローラでも1.5mの深さの真水で30分間の耐水性能を確認しているため、安心して利用できると見ていいだろう。ちなみに、モトローラでは落下や水濡れ、故障などのトラブル発生時に端末交換サービスが受けられる「moto care安心補償サービス」を提供しており、本製品の場合、月額プランは418円、一括プラン(2年)が7480円、一括プラン(3年)が1万780円で加入できる。購入から14日以内に申し込む必要があるが、万が一のときの自己負担金も3000円~1万円と少ないため、安心して使うことができる。

 バッテリーは5000mAhの大容量バッテリーを内蔵し、充電は最大15WのTurboPowerチャージに対応する。ただし、パッケージにはACアダプターやUSBケーブルが同梱されないため、持っていないユーザーは市販品などを別途、購入する必要がある。

下部にはUSB Type-C外部接続端子、3.5mmイヤホンマイク端子を備える

 ディスプレイは縦横比20対9のフルHD+(2460×1080ドット)対応6.8インチMax Visionディスプレイを搭載する。IPS液晶ということもあり、視野角は広く、視認性に優れる。リフレッシュレートはAIによる自動表示が出荷時設定だが、なめらかに表示する120Hz、電池寿命を長くできる60Hzを選ぶこともできる。上位モデルの有機ELディスプレイには一歩譲るが、動画コンテンツなども迫力ある大画面で視聴できる。

 本体右側面の電源ボタンには指紋センサーが内蔵されており、指紋認証で画面ロックを解除できる。解除時の操作もタップで解除するか、電源ボタンを押下して解除するかを選ぶことができる。セキュリティはやや劣るが、顔認証にも対応しており、マスク装着時は指紋認証、自宅などでは顔認証といった使い分けができる。

指紋センサーへの指紋の登録時にはガイドが表示される
もっとも下に備えられた指紋センサー内蔵電源ボタン。少し凹んだ位置に備えられている

5Gも利用可能なnanoSIMカード/eSIMのDSDV対応

 チップセットは米Qualcomm製Snapdragon 695 5Gを採用し、6GB RAMと128GB ROMを搭載。最大1TBまでのmicroSDカードを装着できる。Snapdragon 695 5GはSnapdragon 690 5Gの後継で、6nmのプロセスルールで製造される。本コラムのシャオミ製「Redmi Note 11 Pro 5G」のレビューでも触れたが、夏商戦向けに発売される各社のミッドレンジモデルに数多く搭載されており、ミッドレンジの主力チップセットになる見込みだ。

 ネットワークは5G/4G/3G/2Gに対応しており、国内の各携帯電話事業者の5Gネットワークでも利用できる。ただし、NTTドコモが5Gで採用する「n79」には対応していないため、NTTドコモ及びNTTドコモ網を利用したMVNO各社で5Gを利用するときは、NTTドコモの他の5G対応周波数帯域を利用する。5Gについてはこれまでも説明しているように、IIJmioやmineoなど、MVNO各社も「5Gオプション」を無料で提供しており、MVNO各社で利用する場合でもメリットがあると言えるだろう。Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)の対応で、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)には対応していない。

出荷時に設定されてるNTTドコモ網のAPN。NTTドコモのspモードをはじめ、主要なMVNO各社のAPNが登録されている。OCNモバイルONEも新旧プランのAPNが登録されている
出荷時に設定されてるau網のAPN。auの5G.NETのほかに、UQモバイル、mineo、イオンモバイル、BIGLOBEなどが登録されている
出荷時に設定されてるソフトバンク網のAPN。ソフトバンクやワイモバイルは登録されているが、LINEMOが登録されていない

 おサイフケータイについては「モバイルSuica」「モバイルPASMO」「モバイルWAON」「nanaco」「iD」「QUICPay」「楽天Edy」などでの動作が確認済みで、2022年6月3日現在のモバイルSuica対応機種一覧にもすでに「moto g52j 5G」が明記されている。冒頭でも説明したように、決済サービスだけでなく、会員サービスやポイントサービスなどでも広く利用されていることから、モトローラ製端末に興味を持つユーザーにとって、おサイフケータイが待望の搭載と言えるだろう。

[おサイフケータイ]アプリで対応するアプリの一覧が表示される。画面には表示されていないが、モバイルSuicaやモバイルPASMOなども利用可能

 SIMカードはnanoSIMカード/eSIMのデュアルSIMに対応する。SIMカードトレイはnanoSIMカードとmicroSDメモリーカードを1枚ずつ装着できる仕様で、2枚目のnanoSIMカードは装着できない。たとえば、eSIMカードにデータ通信量がMVNO各社などを割り当てておき、nanoSIMカードで音声通話の話し放題プランが選べる携帯電話会社を利用するといった使い方ができる。

ピンで取り出すタイプのSIMカードトレイは、本体の左側面の上側に備えられている。nanoSIMカードとmicroSDメモリーカードを1枚ずつ装着可能
ホーム画面の中央上にはおなじみの円形のウィジェットがセットされている。天気、時刻、日付が表示されており、それぞれをタップすると、天気、タイマー、カレンダーを起動することができる

 プラットフォームはAndroid 11を採用し、日本語入力はGBoardを搭載する。モトローラ製端末のプラットフォームは「Pure Android」とも呼ばれ、Androidプラットフォーム標準にもっとも近いユーザーインターフェイスを採用しており、非常にシンプルで使いやすいことが特徴だ。

ホーム画面を上方向にスワイプすると、アプリ一覧画面が表示される。最上段は最近起動したアプリが表示される。一覧は縦方向にスクロールする仕様。複数のアプリをフォルダにまとめる機能はない。
通知パネルは3×3表示で、左にスワイプすると、続きが表示される。左下の鉛筆アイコンをタップすれば、各項目の並べ替えや登録/削除が可能

 モトローラ製端末独自の機能については、おなじみの[Moto]アプリに集約されている。[Moto]アプリには「カスタマイズ」「ジェスチャー」「ヒント」「ディスプレイ」「プレイ」の項目があり、それぞれの項目内に各機能が並ぶ。「カスタマイズ」ではカラーやフォント、アイコンなどを変更できる「スタイル」や「壁紙」、「ジェスチャー」では手首をすばやく2回ひねるとカメラを起動できる「クイックキャプチャー」、電源ボタンをダブルタップしてクイックショートカットを表示する「パワータッチ」、2回振り下ろすとライトを点灯できる「簡易ライト」、3本指のタッチでスクリーンショットが撮れる「3本指でのスクリーンショット」、「ディスプレイ」では画面OFF時に通知を表示する「ピークディスプレイ」、画面を見ているときは画面ONのままにする「親切ディスプレイ」、「プレイ」ではゲーム中の割込などを設定できる「ゲーム」、オーディオ設定をカスタマイズできる「Dolby Atmos」など、多彩な便利機能が搭載される。いずれも実用性の高い機能で、モトローラ製端末ではほぼ共通のものなので、「moto g52j 5G」を手にしたユーザーは各機能の内容をチェックして、活用したいところだ。

モトローラ製端末ではおなじみの[Moto]アプリ
「カスタマイズ」では「スタイル」と「壁紙」を設定可能。標準で豊富な壁紙が用意されている
「ジェスチャー」には「クイックキャプチャー」や「3本指でのスクリーンショット」など、豊富な便利機能が並ぶ
電源ボタンをダブルタップする「パワータッチ」ではショートカットメニューが表示されるが、表示するアプリを選ぶことが可能
「ヒント」はモトローラ製端末のオンラインガイド。グラフィカルな表示で説明も非常にわかりやすい
「プレイ」ではゲームやエンターテインメントを楽しむための設定などが並ぶ

標準/超広角/マクロのトリプルカメラを搭載

 カメラについては背面に標準/超広角/マクロのトリプルカメラ、前面のディスプレイ中央上部のパンチホール内にフロントカメラを搭載する。

本体背面に備えられたトリプルカメラ。上から順に、超広角、メイン、マクロの3つが並ぶ

 アウトカメラの構成としては、上部から順に、800万画素/F2.2の超広角カメラ、5000万画素/F1.8のメインカメラ、200万画素/F2.4のマクロカメラとなっており、超広角カメラは118度の超広角撮影ができるほか、深度センサーとしても利用される。フロントカメラは1300万画素/F2.2を搭載する。

 メインカメラはクアッドピクセル技術(4in1ビニング)による撮影に対応し、通常時は3072×4080ドット(1253万画素)で撮影される。撮影モードを「Ultra Res」に切り替えれば、ビニングをオフにして、5000万画素で撮影することもできる。

カメラ起動時の撮影モードは「写真」と「動画」で、右端のメニューボタンをタップすると、各撮影機能が表示される
AIがオンになっていれば、被写体にカメラを向けると、「ポートレートに切り替える」などのガイドが表示される
撮影モードの「スポットカラー」を選ぶと、特定の色のみを活かし、他のカラーをモノトーンで撮影することができる。動画でも利用可能

 カメラの撮影モードはもっとも使用頻度が高い「写真」と「動画」を標準で選ぶことができ、[AI]をオンにすれば、シーンに合わせて、[ポートレート]や[ナイトビジョン]への切り替えを促すダイアログが表示され、タップすれば、切り替えることができる。撮影モードの右端のメニューをタップすると、[ポートレート][カットアウト][スポットカラー][ナイトビジョン]などを選んだり、アウトカメラとインカメラで同時に撮影する[デュアル撮影]など、多彩なモードで撮影することもできる。[スポットカラー]や[デュアル撮影]は写真だけでなく、動画にも対応する。マクロカメラは被写体に近づくと、自動的にガイドが表示され、設定を切り替えることで、4cmでのマクロ撮影が可能だ。

ポートレートで撮影。曇り空だったが、背景がボケて、被写体が際立つ写真を撮ることができた。モデル:るびぃ(ボンボンファミンプロダクション)

防水防塵&おサイフケータイ対応で実用性が大幅にアップ「moto g52j 5G」

 国内で販売されるスマートフォンを選ぶうえで、多くのユーザーが気にするポイントである「防水防塵」と「おサイフケータイ」の対応。防水防塵はグローバル向けでも少しずつ対応が増えつつあるが、おサイフケータイ(FeliCa)のように、ほぼ日本のみで利用される仕様については、やはり、各メーカーが国内向けに対応製品を開発してもらうしかないのが実状だ。Galaxyシリーズのように、国内の携帯電話会社で扱うモデルについては、台数も確保できるため、早くから対応していたが、オープン市場向けの製品を販売するメーカーは、販売台数が限られるため、コスト的にもなかなか対応が難しいところだ。そんな中、ここ数年、OPPOやシャオミが相次いでおサイフケータイ対応モデル(FeliCa搭載モデル)を国内市場向けに投入し、一定の支持を得ており、モトローラも今回の「moto g52j 5G」で追撃しようという構えだ。

 「moto g」シリーズはモトローラのミッドレンジモデルとして展開され、「Pure Android」と呼ばれる標準的なユーザーインターフェイスで安定した評価を得ていたが、今回の「moto g52j 5G」ではこれまでの「moto g」シリーズの内容を継承しながら、国内で求められる防水防塵とおサイフケータイに対応したことで、かなり実用性の高いモデルに仕上がった印象だ。同等のスペックを持つライバル製品と比べてもまったく遜色のない4万円を切る価格設定も魅力的だ。リーズナブルな価格で、日本仕様を満たしたクセのないAndroidスマートフォンを求めるユーザーにおすすめできる一台と言えるだろう。