三井公一の「スマホカメラでブラブラ」
コンデジ顔負けのOPPO「Find X9 Ultra」、ハッセルブラッドの名に恥じない描写力
2026年7月31日 00:00
ハッセルブラッドとの共同開発をさらに深め、モバイルフォトグラフィーの頂点を目指すOPPOの最新フラッグシップモデル「OPPO Find X9 Ultra」が登場した。大型センサーやデュアル望遠カメラを採用したクアッドカメラに、マルチスペクトルカメラを組み合わせ、自然な描写と高画質を追求した1台だ。
日常のスナップを高画質かつ味わい深く残せる端末に仕上がっているのか、実際に街をブラブラとフォトウォークして検証した。端末の詳細情報やスペックについては、本誌別記事を参照いただきたい。
洗練されたルックス
デザインはすっきりとしながらも、中央に大きく鎮座する円形カメラモジュールの存在感が際立つ。ハッセルブラッドの「H」ロゴが刻まれたデザインは、高級コンパクトカメラを思わせる佇まいだ。
背面の質感やフレームとの組み合わせも上質で、手にした際のホールド感は良好。大型のカメラユニットを採用しながらも重量バランスがよく、撮影時の取り回しにも配慮されている。
迫力あるカメラユニット
最大の特徴は、広角から超望遠まで妥協のない大型センサーとハッセルブラッドのカラーサイエンスを融合させたクアッドカメラに、マルチスペクトルカメラを組み合わせたカメラシステムだ。カメラスペックは以下の通り。
| 広角 | 望遠 | 超望遠 | 超広角 | |
|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 23mm相当 | 70mm相当(光学3倍) ペリスコープ構造 | 230mm相当(光学10倍) ペリスコープ構造 | 14mm相当(画角123度) |
| センサーサイズ | 1/1.12インチ | 1/1.28インチ | 1/2.75インチ | 1/1.95インチ |
| 画素数 | 約2億画素 | 約2億画素 | 約5000万画素 | 約5000万画素 |
| F値 | F1.5 | F2.2 | F3.5 | F2.0 |
| 光学式手ブレ補正(OIS) | 2軸 | 2軸 | 2軸 | ― |
| 機能 | 200MPハイレゾ撮影 13cmマクロ | 15cmテレマクロ | AIズーム対応 | ディストーション補正 |
撮影画面
撮影画面は非常に洗練されており使いやすい。通好みの「Hasselbladマスターモード」を起動すると、露出補正、ISO、シャッタースピード、フォーカスモードを直感的にコントロールできる。さらに、彩度やコントラストなどのパラメーターを細かく調整し、自分好みの描写へ追い込める点も魅力だ。
各カメラの描写はいかに?
超広角14mm相当から230mm相当の超望遠まで、それぞれのレンズで解像感や発色の統一感が高い。コンピュテーショナルフォトグラフィー特有の過度な輪郭強調も抑えられており、自然で立体感のある描写が印象的だった。
「OPPO Find X9 Ultra」で実写フォトウォーク
夏空が広がる街を「OPPO Find X9 Ultra」を片手にフォトウォーク。どのレンズへ切り替えても、豊かな階調と透明感のある描写が得られ、撮影する楽しさを実感できた。やはり望遠撮影が断然面白かった。(編集部注:作例のうち、月のみテレコンバーター装着)
「OPPO Find X9 Ultra」まとめ
「OPPO Find X9 Ultra」は、解像感だけでなく、空気感や立体感まで写し出す描写力が印象的なスマートフォンだった。単に画素数やズーム倍率を競うのではなく、「写真としていかに自然で美しく残せるか」という画づくりへのこだわりが随所に感じられた。
外観の質感や撮影体験を含めた完成度も高く、日常のスナップから風景、テレマクロまで幅広いシーンを高品質に楽しめる端末に仕上がっている。特にデュアル望遠カメラを生かした撮影体験は秀逸で、望遠撮影の面白さをあらためて実感させてくれた。
スマートフォンでも画質に妥協したくないユーザーや、ハッセルブラッドの世界観を存分に楽しみたいユーザーにとって、有力な選択肢となる1台だろう。





























