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Genspark「Gen-1 Slides」発表、Claude Opus 5の約1/17のコスト

 Gensparkは、同社初の自社内製AIモデル「Gen-1 Slides」を発表した。プレゼンテーション資料の生成に特化したモデルで、Gensparkの「AIスライド」における「Standard」モードのデフォルトモデルとして提供する。

 個人・法人を含むすべてのプランで、現行価格のまま利用できる。

「Genspark AI Slides」のStandardモードに搭載される「Gen-1 Slides」

プレゼン資料の生成に特化

 Gen-1 Slidesは、1回のリクエストからプレゼンテーション資料を生成することに特化したAIモデル。オープンウェイトの基盤モデル「MiniMax M3」をベースに、GensparkのAIスライドの本番環境で強化学習による追加学習が実施された。

 デッキの計画やページ生成、描画、自己修正を数十ターン繰り返す仕組みが採用されている。

 学習にはユーザーが作成したコンテンツは使用されず、Gensparkが作成した約2000件のスライド作成タスクが用いられたという。

Claude Opus 5と同等のユーザー評価

 Gensparkによる評価では、3種類の評価器と3種類のデータセットを組み合わせた9つの評価項目のうち、Gen-1 Slidesが8項目で1位となった。すべての項目で上位2位以内に入り、平均ランクは1.11。Claude Opus 5は2.56だった。

 8月~9月に実行された157万件の本番タスクにおけるユーザー評価では、Gen-1 Slidesの平均評価が4.25、Claude Opus 5が4.23だった。低評価率はそれぞれ3.6%と3.4%で、同社では実際の利用においてもClaude Opus 5と同等の評価を得たとしている。

コストは入力トークンで約17分の1

 入力トークンのリスト価格は、Gen-1 Slidesが100万トークンあたり約0.30米ドル、Claude Opus 5が約5米ドル。Gensparkでは約17分の1のコストとしている。

 完成したプレゼンテーション資料1本あたりの実測コストでは、Gen-1 Slidesが約0.44米ドル、Claude Opus 5が約4.16米ドルで、約10分の1となる。

スプレッドシートや文書向けモデルも

 Gen-1 Slidesは「Gen-1」モデルファミリーの第1弾に位置付けられる。Gensparkでは、実際の業務で利用しながら成果物の品質を基準に学習する手法を、スプレッドシートや文書、リサーチ分野にも適用しており、各分野に特化したモデルを順次投入する予定。

 モデルはAIインフラ企業のFireworks AIと共同開発された。Gensparkがスライド生成のタスク設計や本番運用環境、品質評価の仕組みを定義し、モデルの学習では両社の研究チームが協力した。

 追加学習後のモデルはGenspark独自のプロプライエタリモデルとして提供される。推論はGensparkのインフラ上で実行され、顧客データはベースモデルの提供元には送信されない。